8月にRTM版(製造工程向けリリース)が公開され、9月1日からは法人向けのボリュームライセンスで提供が開始された「Windows 7」。Windows Vistaが抱えていた数多の問題を解決し、いよいよWindows XPを置き換えるOSになることを期待されている。この連載では、Windows 7の新機能をひとつずつ取り上げて、VistaやXPとどこが変わったのか、どう使いやすくなったのかを紹介していきたい。 ウインドウを決まったのサイズに固定するのは面倒だ 横幅が1680×1050ドット(WSXGA+)や1920×1080~1200ドット(フルHD~WUXGA)という高解像度の大画面液晶ディスプレーが飛ぶように売れている。筆者も大画面の液晶ディスプレーを複数枚並べて使っており、常に複数のアプリケーションを起動して使っている。例えば「Outlookで予定を確認する」といったすぐに済む作業な
Windows 7を企業が導入するタイミングはいつなのか? 果たして企業はWindows 7を必要としているのだろうか? 調査機関の数値から、新OS Windows 7普及への動きを探る。 Vistaが登場したのは最悪のタイミングだった 改めて考えると、Windows Vistaが登場した2007年(ボリュームライセンス版は2006年末)は、国内企業にとっては最悪のタイミングであった。 Vistaの登場する4年ほど前の2003~04年は、好景気と、IT投資促進減税の効果により、企業におけるパソコンへの投資が積極的に行なわれた年であった。 国内の企業の場合、パソコンの保有年数はほぼ4~5年で、これは、日本の減価償却システムに起因している。多くの企業が利用しているリースシステムでもこれは同様で、減価償却に準じた4~5年のリース契約が一般的だ。したがって、Vistaが登場して1年後には、大規模な
Heads on: Apple’s Vision Pro delivers a glimpse of the future
米Free Software Foundation(FSF)は米国時間2009年8月26日,米Microsft製品などプロプライエタリ・ソフトの普及に反対する「Windows 7 Sins」キャンペーンを開始し,専用サイトを開設した。 同キャンペーンでは,Windowsを中心とする全般的なプロプライエタリ・ソフトがコンピュータ・ユーザーにもたらす主要な問題を7つ挙げている。それは,プライバシの侵害,教育への悪影響,ユーザーの囲い込み,標準の悪用,独占的行為,DRM(デジタル著作権管理)の強要,ユーザー・セキュリティの脅威だ。 FSFは,Windows 7の採用に関して意思決定権を持つ管理者に対し,Windows 7を導入すればプライバシ,自由,セキュリティの欠如に悩まされることになると警告する公開書簡を,サイト上に掲載。また,これをFortune 500企業の,Microsoftを除く49
Windows 7はバックアップや回復機能も強化されている。例えばWindows Vistaでは、ファイルやフォルダーなどをバックアップすることはできたし、BusinessやUltimateエディションなどには、OSドライブ全体をバックアップする「Windows Complete PCバックアップ」が用意されていた。 これらの機能はWindows 7にも継承されている(エディションによる制限はあり)。Windows 7のバックアップ/回復機能は、主に使い勝手を向上させる改良や機能強化が施された。 例えばWindows 7のバックアップ機能では、バックアップの対象メディアとして、USB HDDやDVD-R/RW以外に、ネットワークドライブが追加されている。これにより、LAN上にあるNASやほかのパソコンの共有ディスクに、直接バックアップデータを保存できるようになった。画面で機能と手順を見てみ
Microsoftは先ごろ、Windows 7に移行するWindows XP/Vistaユーザー企業を対象としたSoftware Assurance(SA)契約の内容を発表した。しかし、Windows Vistaを既に導入している企業に対する特別な優遇措置は見当たらないようだ。また、Windows 7への移行に当たっては、どの企業でも新たなハードウェアコストの発生が頭痛の種になりそうだ。 Microsoftの企業顧客は、2009年9月1日からボリュームライセンスパートナーを通じてWindows 7 Professionalを購入できる。Microsoftは7月中旬にニューオーリンズで開催された「Worldwide Partner Conference」において、パートナー各社がWindows 7 Professionalへのアップグレード価格を15%以上割り引く6カ月間のキャンペーンを実施
マイクロソフトが開発を進めていた次期クライアントOS「Windows 7」がついに完成した。7月22日には,開発作業が完了し,RTM(Release to Manufacturing:製造工程出荷)版と呼ばれる最終的な製品コードをリリースしたと正式に発表した。 夏休み中に製品版の提供が始まる Windows 7の一般ユーザー向け発売は10月22日。だが,その前の9月1日にはボリューム・ライセンスなどの契約を結んでいる企業ユーザー向けにいち早く提供を開始する(関連記事)。開発者あるいはIT担当者向けのサービスであるMSDN(Microsoft Software Developers Network)やTechNetの契約者に対しては,さらに早い8月15日から日本語版の提供を開始する(英語版は米国時間8月6日から)。 つまり,この夏休みの間に,すでにWindows 7の正式版を入手して使い始め
Windows 7 is Engineered for speed. The Windows team has given special attention to making Windows 7 faster than the previous operating systems. Windows 7 has proven to be much faster than Windows Vista, but even then, most of us don’t get satisfied with it. Many still have their old PC. Installing Windows 7 won’t be as soothing as it would work with XP, and even with the latest hardware installed,
Windows 7は「地デジ」と「マルチタッチ」を標準サポート──ただ、DTCP-IPは非対応(1/2 ページ) Windows 7はホームネットワークのほか、Webサービスの「Windows Live」や携帯端末向けOS「Windows Mobile」とも高度に連携することで、複数台のPCや各種デジタル機器が単につながるだけでなく、“その次のステップも想定”した機能を多く盛り込む。 特に2011年7月の地上デジタル放送への完全移行を予定する日本市場に対して、標準で地上デジタル放送、BSデジタル放送、CSデジタル放送のデジタル3波を標準でサポートすることで、テレビ需要層の獲得も想定する。デジタル放送は、Windows XP Media Center Editionと対応アナログテレビチューナーカードを組み合わせることで実現したかつての利用シーンと同じように、Windows Media Ce
先日(5月20日),日本のマイクロソフトによるWindows 7 RC(Release Candidate:製品候補)版のプレス説明会が開催された。そこに参加したITpro編集部から,筆者あてに資料が郵送されてきた。その資料を眺めてベータ版との違いを調べていると,思いのほかエクスプローラには多くの変更があることがわかった。しかも,どれも一般ユーザーの使い勝手に直接影響するものばかりである。そこで今回は,エクスプローラーの変更点に絞って紹介することにする。前回の最後で予告したコントロール・パネルの変更点については次回に紹介させていただくということでご容赦願いたい。 エクスプローラを起動したときのウインドウが変わっている まずは,エクスプローラを開くところから見てみよう。Windows Vistaでは,スタート・ボタンの右クリック・メニューからエクスプローラを起動することができた(図1)。Wi
第4回 Windows 7の「ライブラリ」なら片付けられない人も安心か?:Windows 7 前奏曲(1/2 ページ) Windows 7の開発が完了 マイクロソフトは米国時間の7月22日、Windows 7の開発工程が完了し、生産部門向けにリリース(RTM:Release To Manufacturing)されたことを発表した。数日以内にOEMパートナーへ提供を開始し、8月6日には英語版のMSDNやTechNet、Microsoft Connectの会員向けに配布を行うという。日本では米国と同様、10月22日に一般販売が開始される予定だが、これに向けて順調に準備が進んでいるようだ。 さて、本連載ではいち早くWindows 7の中身を把握すべく、Windows 7 RC版(製品候補版)を利用し、各種機能をXP/Vistaと比較しながら解説していく。RC版のダウンロード期限は2009年8月2
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