9月期決算企業の内部統制報告書の提出状況が明らかになった。A.Cホールディングス、クロニクル、ジャパン・フード&リカー・アライアンス、セプテーニ・ホールディングス、東福製粉、レカムホールディングスの6社が「内部統制が有効でない」旨である「重要な欠陥」を開示した。ほかにソフトウエア開発のYAMATOが「重要な評価手続きを基準日までに終了できなかった」と開示し、監査人が意見を表明しなかった。 J-SOX(日本版SOX法)初年度に重要な欠陥を開示した企業は累計77社(「不備があり、内部統制は有効でない」と開示した1社を含めると78社)になった。2010年1月4日までに内部統制報告書を提出した企業は累計3107社、重要な欠陥を開示した企業の割合は約2%となる。評価手続きが終わらないといった理由で、監査意見が不表明になった企業は累計11社となった。 6社のうち重要な欠陥に該当する事項の主な理由に、監