バチカンのサンピエトロ大聖堂(Saint Peter's Basilica)での教皇枢密会議に出席したベネディクト16世(Pope Benedict XVI、2010年11月20日撮影)。(c)AFP/ALBERTO PIZZOLI 【11月21日 AFP】ローマ法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI、83)が、HIV感染の予防など「特定の場合において」コンドームの使用は容認されるとの見解を示した。ドイツ人ジャーナリスト、ペーター・ゼーバルト(Peter Seewald)氏とのインタビューで語った。カトリック教会はこれまで、コンドームを含む避妊法すべてに反対する立場を表明していた。 ゼーバルト氏が「カトリック教会は根本的にコンドームの使用に反対なのか」と質問したところ、ベネディクト16世は「現実の問題や道徳上の問題が解決されるわけではないが」と前置きしたうえで、コンドー