中国東部・江西(Jiangxi)省撫州(Fuzhou)市の政府関連施設前の駐車場で起きた爆発で損壊した車(2011年5月26日撮影)。(c)AFP 【5月30日 AFP】中国東部の江西(Jiangxi)省撫州(Fuzhou)市の市関連庁舎3か所で26日起きた連続爆発事件は、土地争いで不満をため込んだ無職の地元男性の犯行とみられ、権利を踏みにじられたと感じる中国人の多くが絶望感に押しつぶされそうになっている現実をまざまざと知らしめた。 中国では、司法制度に対する市民の不信感が高まっており、さらなる暴力事件の発生も懸念されている。 ■「自らの手で正義を・・・」 撫州市で自動車爆弾と手榴弾で爆発を起こし2人を殺害、自身も死亡した銭明奇(Qian Mingqi)容疑者は事件前、マイクロブログに次のように記していた。「10年間、ひどい不正に苦しんできた。正義を見つけることができない。望まない道へ進ま