福岡市土地開発公社の土地買収に伴う建物の移転補償で、所有者に便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、福岡県警は17日、公社の総務・用地課用地係長、佐藤敬三容疑者(56)=福岡市博多区麦野1丁目=を収賄容疑で逮捕し、発表した。 また、佐藤容疑者に現金を渡したとして、同県大野城市大池2丁目、時計店経営村勢(むらせ)雅弘容疑者(59)を贈賄容疑で逮捕した。両容疑者とも「間違いない」と容疑を認めているという。 捜査2課によると、佐藤容疑者は、福岡市が進める西鉄天神大牟田線立体交差事業で、建物などの移転補償の金額算定などを担当。昨年4月中旬ごろ、村勢容疑者が福岡市博多区内に所有していた住居や店舗の移転補償を水増しするよう便宜を図った謝礼として、現金数十万円を受け取った疑いがある。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、購読手続きが必要です。購読申し込みログインする今なら最大2カ月無料