世界に名が知られる日本企業の中でも、新たなテクノロジーからヒット商品を連発し続けてきた「ソニー」は際立つ存在だった。 かつては日本初のトランジスタラジオを開発したほか、外出先でも音楽を楽しめる携帯型のカセットテープ再生機「ウォークマン」は世界中の若者の熱狂的な支持を集め、世の中にそれまでの常識を覆す驚きの商品を提供し続けてきた。 リーマン・ショック以降は業績不振が危惧されたが、最近では人工知能（AI）を搭載した最新型のロボット「aibo（アイボ）」を12年ぶりに発売するなど、再び注目を集めだした。新アイボはインターネットに常時接続して情報収集を自主的に行うほか、AIなどで所有者を飼い主に見立てて反応を示すなど、新たな需要を生み出す新商品として、期待されている。
