日本でも見掛けるようになってきたが、米国のニュースやユーザー・コミュニティ(掲示板)などを見ていると、スパイウェアの話題をよく目にする。ひと口にスパイウェアといっても、こっそりキー入力をモニタして、ユーザーID情報などを盗み取る犯罪性の高いものから、ユーザーのWebアクティビティを監視して、ポップアップ広告を表示するような、いわゆる「土足マーケティング」の類までさまざまだが、いずれにせよユーザーの意図とは無関係に、コンピュータを乗っ取るという点では共通している。 何を隠そう、かつて筆者も土足マーケティングの被害にあったことがある。とあるWebサイトをブラウズしていて、うっかり追加コンポーネント(=スパイウェア)をインストールしてしまったのだ。このスパイウェアは、ひっそりとバックグラウンドで実行され、ブラウザによるアクティビティを見張っており、何かのきっかけがあるとポップアップ・ウィンドウで