総選挙の前哨戦として注目される都議選に向け、立候補予定者の貴重な自己PRの場になっているのが、ホームページ(HP)上のブログだ。 日々の活動報告に加え、自身のお気に入りの本やお店なども紹介。若手の新人からベテラン都議までが、「ファン(支持者)を増やしたい」とパソコンに向かう――。 「党のイメージが、『お堅い』って言われるので変えたくて」。共産党で最年少となる26歳の新人女性はそう言う。ブログ開設は、出馬表明後の今年3月。以来1日も欠かさず、街頭演説の内容に加え、事務所近くに住む猫の様子なども書き続けた。ピンクや緑などの色文字や、絵文字も使用。活動の合間に撮った風景写真も掲載する。「とにかく若い人に興味を持ってほしい」 政党公認の立候補予定者181人のうち、約6割がブログ形式で活動報告などを行っている。 自民党の男性都議(61)も負けてはいない。日頃の政治活動のほか、自ら参加する草野球チーム