はじめに Android 4.3 から、BLE (Bluetooth Low Energy) 用の API が提供されるようになりました。その後、Android 5.0 で android.bluetooth.le というパッケージが追加され、BLE 用の API が再定義されました。しかし、輪をかけて酷くなりました。 しばらく BLE の仕事を離れることになりそうなので (そして恐らく戻ってこないので)、Android BLE API に対して言いたいことを忘れないうちに書いておこうと思います。なお、主に BLE アドバータイズメントパケットのペイロードの話になります。BLE API 全体については扱いません。 1. ペイロードのフォーマット BLE アドバータイズメントパケットのペイロード部のフォーマットが BLE の仕様でどのように定義されているかを知れば、あるべき API の姿が想
年初からずーーっと水面下で開発を手伝ってきたプロダクトがついに本日発表になりました!スポーツシーンで複数の仲間とコミュニケーションを取るためのデバイス&アプリ、 『BONX』 です!本日より「GREEN FUNDING Labl」にてクラウドファンディング開始してます。 【販売中!】遊びながらみんなと話せる「BONX Grip」 | GREEN FUNDING BONXって何? たとえばスノーボードのように、「みんなで行くものの、いざ滑り始めるとなかなかコミュニケーション取りづらい、でもしゃべりながら滑れたら楽しいのにねー」みたいな場面で使えるデバイス&アプリです。アプリがVoIP機能を持っていて、複数人でリモートでしゃべりながらアウトドアスポーツを楽しめるというものです。 僕をご存知の方は「あなたスポーツしないでしょ。。」と心の中でつっこんでいただいたかもしれませんが、僕みたいなインドア
YAPC::Asia Tokyo 2015に行ってきました。 今年は開催時期の近辺で仕事が忙しくなることが事前にわかっていたのでトークには応募せず、個人スポンサーとして参加しました。 ↓の個人スポンサーのノベルティのタンブラーが非常に良かったです。大事に使います。 スタッフの皆様、良いネットワークを提供してくださったCONBUの皆様お疲れ様でした&ありがとうございました。 以下、聞いたトークの雑な感想です。特に意識してなかったけどハードウェア系を中心に見ていた模様。 前夜祭 PHP帝国の逆襲!(を願うPHPerが話す最近のPHPについてのクイックツアー PHP7対応版) 前回のベストスピーカーにして、我らがHachioji.pmの主宰uzullaさんのPHPトーク。聴衆を弄りつつ盛り上げていくトークはさすが。 Perlワンライナー入門 「入門」ということなので正直、対象者から外れていた・・
YAPC::Asia Tokyo 2015 の Day 1, Day 2 に参加してきました。とくに面白かったもの、印象に残ったものをメモしておきます。 Web由来の組み込みエンジニアの半年間のすべて 〜WebとiOSとBLEとハードウェアデバイスのこと〜 - Kazuhiro Homma http://yapcasia.org/2015/talk/show/4bab2728-00fa-11e5-9931-79c97d574c3a http://kazuph.github.io/presentation/yapc-2015-iot-presentation/ (スライド) http://kazuph.hateblo.jp/entry/2015/08/22/163000 (スピーカーの方の発表報告エントリ) 内容 元はWebエンジニア、組み込み系 (IoT) で起業して Akerun を作っ
All of embed engineer from Web - Web, iOS, BLE and Hardware device - Accepted #yapcasiaD Vote! Tweet 週末兼業から始まったプロジェクト 「鍵ロボットをつくりたい」 大手メーカーとIT系ベンチャーに所属する若手エンジニアたちが、一つのハードウェアデバイスをつくるために、 会社を辞め、起業し、プロトタイプをつくり、量産機を工場でつくり、出荷するまでの駆け抜けた半年間。 今回はWebエンジニアとして生きてきた自分が、どうやって組み込みのセカイに足を踏み入れたのか、 待ち構えていたハードルをどうやって乗り越えたのか、Webエンジニアだったからできたことはなんなのか? デジタル(ソフト)なセカイだけでは知らなかった、0から1にするまでの間のアナログ(ハード)なできごとを包み隠さず話します。 トークの内
せっかく書籍を出すというありがたい機会にも恵まれたので、短いようで長い、BLEとの馴れ初めから書籍を出すまでの思い出を振り返ってみようと思います。 iOS×BLE Core Bluetoothプログラミングposted with amazlet at 15.03.23堤 修一 松村 礼央 ソシム 売り上げランキング: 898 Amazon.co.jpで詳細を見る 『iOS×BLE Core Bluetoothプログラミング』という本を書きました - その後のその後 2013年・夏:Pebble をきっかけにスマホ連携ガジェットに興味を持つ 当時、シリコンバレーを拠点とするスタートアップ AppSocially で働いていました。 http://d.hatena.ne.jp/shu223/20130520/1369014230 iOSアプリに友達招待機能を提供するSDKを開発していて、Fac
堤さん、松村さんによる iOS x BLE CoreBluetoothプログラミング本 をおすすめしよう。 まず前書き 「スマホアプリと外部デバイスと連携させるのは楽しい」 そうだよね〜。 IRKitも元はといえばCoreBluetoothというのが出てきて、MFi無しで手持ちのiPhoneと通信できるハードウェアがつくれるの!?何それ熱い!から入ったので親近感が沸く。 (IRKitはその後Wi-Fiを使うように変更している) BLEを使いiPhoneと通信するハードウェアを開発しようとする時、 まず身につけるべきは、問題が起きた時の切り分け能力だと思う。 iPhone側はアプリから見るとCoreBluetoothという抽象化したレイヤなので、 アプリ開発者は「scanFor…してるのに見つからないよ?」 デバイス側では「advertiseしてるよ?」 となった時にすぐパケットロガーを出せ
iOS x BLE というニッチな内容で480ページ! 3/26発売です。どうぞよろしくお願いします! (書籍発売から半年ぐらいしたら、こちらの記事も書籍と同様にフルバージョンにしようと思います。) ##トラブル1: スキャンに失敗する ###→ スキャンの直前に CBCentralManager を初期化していないか? たとえば「1回目のスキャンに失敗するけど、2回目ではたいていうまく繋がる」という場合には、CBCentralManager の初期化タイミングが遅く、スキャンを開始するタイミングでまだ CBCentralManagerStatePoweredOn になってない、という可能性があります。 (これだとセントラルマネージャの準備が間に合わない可能性がある) この実装ミスは、再試行ではうまくいくだけに、「何かハード側の調子悪いのかな」「電波だしそういうもんなのかな」ぐらいに思い過
koichi222です。元々はwebエンジニアでしたが、ここしばらくは BLE技術を使用したデバイスの開発を行っております。 最近ibeacon関連の商品をはじめ、Ring、MoffなどBLEを使用した製品の開発が盛んになっていますが、興味をもった方がいざ開発を始めたいとなった時にどの開発環境で始めるべきかが迷い易い部分かと思います。そこで、今回は筆者おすすめの開発環境を目的別に紹介します。 目的1:趣味の電子工作/プロトタイピング 対象とする人 最近BLEが流行っているので、ちょっと触ってみたい 自分の家で使うちょっとした便利グッズを作ってみたい おもしろいアイディアを思いついたのでとりあえず動くプロトタイプを作りたい プログラム未経験者や初心者 → konashiがおすすめです。 Arudinoの経験があったり、デバイス側で少し複雑な処理が必要な場合 → Brend Micro(aru
(ふう、、やっと訳せた。。。この投稿はBluetooth Low Energy Advent Calender 2014の12日目の記事です、、、) 昨日(?)に引き続き @kazuph が担当します! TECHNOLOGY(技術) Q. Bluetooth 4.2はBluetooth 4.1とか4.0を「置き換える」ものですか? いいえ、Bluetooth 4.2は以前の仕様によりすでに提供されている機能群を「拡張」するものです。 Q. Bluetooth 4.2にすると何がいいの? 新機能があることもそうですが、今までのバグ修正や訂正表によってコア仕様へと取り込まれた重要な利点を得ることができます。 (マイナーバージョンアップだからバグフィックがあるよって話) Q. Bluetooth Smart (BLE)はBluetooth 4.2の一部ですか? はい、BLEは4.0から導入された
『Bluetooth Accessory Design Guideline for Apple Products』という、Appleによる公式ドキュメントがあります。Mac や iOS デバイス、iPod 等の Apple 製品の Bluetooth アクセサリの設計についてのガイドラインです。 本記事では、このドキュメントから iOS エンジニアも知っておいた方が良さそうな部分 を抜粋していきたいと思います。 ※本記事は、Bluetooth Low Energy Advent Calendar 2014 - Qiita 9日目の記事です。 アドバタイズ間隔 「アドバタイズ開始から少なくとも30秒間は、推奨アドバタイズ間隔である 20 ms を使用すべき」と明記されています。 To be discovered by the Apple product, the accessory shou
この投稿はBluetooth Low Energy Advent Calendar 2014 の6日目の記事です! ここ数ヶ月間iOSアプリとBLEで通信する機器の開発を行っている @kazuph です。 元々は単なるWebプログラマーだったのですが、いつの間にかマイコンの組込みプログラミングをするまでになりました。 サーバー、アプリ、マイコン含めていわゆる"ソフトウェア"と呼べる部分は全部書いているのですが、その辺の習得までの流れとかはおいおいブログに書いていきたいと思います。 今回は普段仕事でBLE開発をする中で習得した、GATTの内容やアドバタイジングパケット内容をMacだけで確認する方法を書きたいと思います。 やってみる 何はともあれツールをインストールします。 用いるものは以下の2つです。 LightBlue PacketLogger LightBlue AppStoreからイン
BLE Bootcamp というイベントで 1台->1000台 IRKitの例 という話をしてきました。 振り返れば、「おれよくやったな〜」と思うほど大変でストレスフルな体験だったんだけれど、IRKitの販売までたどり着けたのは、willpowerをうまく使ったから なんじゃないかなあと思ったので、willpowerを軸に話を展開してみました。 willpowerとは、What You Need to Know about Willpower:… によれば、 Defining Willpower We have many common names for willpower: determination, drive, resolve, self-discipline, self-control. But psychologists characterize willpower, or s
モジュールは、通信機能を1つの小さい基板にまとめたもので、 製品の基本回路部分に無線通信機能を追加するときによく使われます。 高周波を送受信する回路は、特性を確保するために回路基板設計に特別の配慮がいること、また電波法や通信規格の認証が必要になります。そこで、それらをモジュールに盛り込み、そのモジュールを製品基板に搭載することで、それらの厄介な部分にかかわらず、製品が設計できるメリットが得られます。 ここでは、どのようにモジュールを選ぶかを、実際のモジュールのリストとともに解説します。次に、モジュールを使わず自社で設計するメリットはどこにあるのかを述べます。 まとめ iPhone 4以前の機種 Bluetooth2.0 (クラシックBluetooth) MFi を取得して、クラシックBluetooth SPPで開発。 電池交換、もしくは充電電池内蔵が必要。連続動作時間は1週間程度。 iPh
1. Bluetooth Low Energy Bootcamp 合同会社 わふう 上原 昭宏 2014年9月22日 岐阜県大垣市ドリームコア 主催:情報科学芸術大学院大学[IAMAS]、有限会社トリガーデバイス、合同会社わふう 3. 人、もの、ネットワーク、無線通信技術 • モノと人、モノとiOSデバイス、モノとネットを同期するもの • 無線 • 意識しなくても自然とつながる、やりとりする • 超低消費電力 • 電池交換を考えなくてもいい程度に • 多様性 • ハードウェアとそれにつながるアプリケーション • Bluetooth Low Energy • 無線通信の相手: iOS、圧倒的な普及台数とアプリケーションの配布システム • 超低消費電力:イベント・ドリブンな通信 • 多様性: ものをサービスとキャラクタリスティクスでモデル化 • プロファイル: 機能と振る舞いの分離 4. 無線
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