世話ができないほど多くの犬や猫を飼い、悪臭や騒音などで近所とトラブルになる場合もある「多頭飼育」。飼い主には迷惑をかけているという自覚がないケースが多く、精神的な原因が指摘されている。国や自治体が対策に乗り出した。 一人暮らしの男性「100匹超えた」 悪臭に騒音、人への危害――。劣悪な環境で多数の犬や猫を飼う「多頭飼育」をめぐる近隣とのトラブルは、環境省の調査(2016年度)では年間2千件を超える。なかには100匹以上飼うケースも。記者が現場を歩いた。 JR宇都宮駅から車で約20分。幹線道路沿いに立つ2階建ての店舗兼住宅に近づくと、さっそく屋根にあがった犬たちの「お出迎え」を受けた。 人や車が近くを通るたび、「ワン! ワン!」という鳴き声が大きく響く。周囲には、鼻をつくにおいも広がる。飼い主で、この住宅に住む70代男性は「数年前から急に増えた。今は100匹を超えていると思う」と話す。 男性
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