この画像を大きなサイズで見る 無害であるはずの蓮の花托(かたく)を見るとゾワゾワして鳥肌が立ってしまう人は大勢いるだろう。理屈抜きにして体が過剰反応してしまう。いったいこのぞわぞわ感はどこからきているのであろう? 人によって程度が違うトライポフォビア その程度は人により様々で、自然界に存在する蓮の実すらもダメ。煮詰めた牛乳の表面すらもダメな人もいる。 この画像を大きなサイズで見る こうした画像が苦手な人はどこかおかしいのだろうか? 穴やブツブツの集合に強い嫌悪感を感じ、極端に恐れる症状は「トライポフォビア(Trypophobia)」と呼ばれている。これは医学的な名称ではなく、『精神障害の診断と統計マニュアル』にも記載されていない。 トライポフォビアの語源と不気味さの正体 トライポフォビアという用語は、2005年にあるアイルランド人の女性が、ギリシア語の「trypo(穴あけ)」と英語の「ph