毎年沢山の国で沢山の映画が作られて行く中で、なんだかとってもみんなの心に引っかかってしまう映画が生まれる事があります。 『告白』のように。 先月、すわアマデミー賞外国語部門ノミネート?!とマスコミがぬか喜びしたり、日本アカデミー賞で作品賞を獲ったことから、収まっていた“告白・論争”が再び盛り上がった・・・と言っていいのか自信はないのですが、というか、極めて局地的な現象だったのかもしれませんが、まぁともかく、最近アガサの周りでは『告白』に対する様々な思いが渦巻いておりました。 で、アガサは『告白』、すきです。 以前に書いた感想では、とにかくたか子を絶賛しまくっていたような覚えがありますが、それ以外にも、ミラー越しの歪んだ画や、無邪気に水溜りにダイブする女子高生や、唐突もなく挟み込まれるダンスシーンの狂った感じや、必要以上に薄っぺらい殺害シーンといった、悪意のある画が頭に焼き付いてうずまいて、