iBeaconなど近接情報サービスの普及が進んでいるが、Wi-Fiからも近接情報用の新技術が登場する。GPSやiBeaconといった既存技術の課題を解決するという「Wi-Fi Aware」だ。Wi-Fi Allianceは2015年7月14日、このWi-Fi Awareに関する記者説明会を開催した。 小売店やイベント会場、美術館、観光地などでは最近、ユーザーの位置情報を活用したサービスの提供が活発になっている。例えば、店舗の前を通ったユーザーを認識し、クーポンをプッシュ配信するなどのサービスだ。 「近接情報は、今日のモバイル体験にとって不可欠な要素になってきている」。Wi-Fi Alliance マーケティング担当ヴァイス・プレジデントのケリー・デイヴィス フェルナー氏はこう語ったうえで、「近接情報を活用したビジネスによる利益は、2019年には433億ドル規模になるとする予測もある」と説明
