Anique株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中村太一)は、デジタルコレクタブルアニメスタジオKasagiとのコラボレーションにより、アニメ「serial experiments lain」を制作したプロデューサーである上田耕行氏の監修のもと、ファンがlainの謎めいた世界観に触れることができる没入型の体験「Layer 3301: De-Cipher」を制作しています。https://jp.serialexperimentslain.io アニメシリーズは、人類が「ワイヤード」と呼ばれるデジタルネットワークを通じて他者とつながる未来を描いています。主人公の少女、岩倉玲音はワイヤードを横断し、リアルな世界とデジタルな世界の両方における自分の居場所を見つけなければなりません。 Layer 3301は、まもなく発売されるデジタルグッズ「プロトコルキー」を通じてのみアクセスすることができま
シリーズ各話の回顧は、#クラブサイベリアが企画しているTwitter同時上映会(5月18日より毎週金曜22時開始)に合わせて記していくつもりだ。 5月18日からクラブサイベリアに向けてTwitter上でlain同時視聴会をやろうと思います。 日時は毎週金曜22時開始。 とりあえず初回は1話のみです。 その際はツイートはこのタグ #lain20th を使って下さい。 #クラブサイベリア#serialexperimentslain#安倍吉俊#小中千昭 — シオドア@クラブサイベリア (@teodoro_m9) 2018年4月22日 前のエントリで記した様に、シリーズ版の「serial experiments lain」のラストは漠然と決まっていたのだが、中村隆太郎監督と話していく内に違うものへと移行していった事は幾度も述べている。 それに偽りはないのだが、後年「ああ、こっちの影響も大きいなぁ」
漣(Ren)⛩シドウミツキ @ren_sidoumituki 夏に麦茶を飲むたび思い出す話なのですが、20世紀末まで、海外のアニメファンにとって、麦茶は「謎の飲み物」だったのだとか。 『lain』などで冷蔵庫から取り出して飲むシーンが出てくると、「あの黒い液体はなんだ?」「大麦を煎じたやつだ。ヘルシーだぜ」みたいなやり取りがよくあったそうです。 漣(Ren)⛩シドウミツキ @ren_sidoumituki ・Sound Horizonファンサイト「クロニカ学習帳」裏管理人 ・mixi「武装神姫」コミュ管理人 ・同人音楽リスナー&サンホラー歴二十数年、葉鍵から東方、ボカロまで何でも ・元ゲーセン店員 ・趣味は和装とかMMDとか ・アイコンは想達さん(@soutatsu_moon)による想像図 ・Vのすがた:@V_sdmk mixi.jp/show_friend.pl…
アニメは平成の30年間で何が変わったのか - 望遠鏡と虫眼鏡 平成アニメの30年(1) | マイナビニュース こちらのコラムを読んでたら、アニメの中で他に何が変わっていっただろうと自分も考えてみたくなった。表現に目を向ければ大きく変わったのは通信機器の登場と、それに伴うコミュニケーションの描かれ方ではないかと思った。 「平成も短かかっただろ」って思ってたけど、平成初期の携帯電話と平成末期の携帯電話を見比べたら気絶しそうになった pic.twitter.com/1jMTz7RQ7e— まがみ (@ma_gami) 2018年6月1日 今や現代が舞台のアニメなら(アニメに限らないけど)、どれを見ても登場人物が携帯を持っている。むしろ持っていないと、何か特別な事情や設定があるのでは? という方向に考えてしまう。それだけ携帯は日常に欠かせないものになった。 ……なんていう話はさておき、平成が終わっ
「serial experiments lain」の20周年を記念し,主要スタッフにゲーム版をプレイしてもらった。次作は「誰かが適当に作ったら」? 編集部:早苗月 ハンバーグ食べ男 12→ アニメ版とゲーム版。アニメは配信のほか,写真左側の価格改定版Blu-ray BOXが販売中だ 2018年,「serial experiments lain」シリーズがリリースから20周年を迎えた。 本作はメジャーなタイトルではないが,カルト的な支持を集めており,とくにアニメ版(1998年7〜9月に放映)の知名度が一部で高い。ただ,シリーズの原点は,アニメ終了後にリリースされたPlayStation用ソフト「serial experiments lain」(1998年11月に発売)がそれにあたる。 カルト作品とはいえ,アニメ版はイベントやメディアなどで語られる機会があったり,近年ではHuluやAmazon
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 「プレゼント・デイ■ プレゼント・タイム■」 1998年7月6日25時15分。白地に大写しにされた赤字のタイポグラフィ。歪な笑い声とともに一本のアニメが放映された。「serial experiments lain」。 リマスター版BD BOXが発売中 キャラクター原案は「灰羽連盟」などで知られ、先日「RErideD -刻越えのデリダ-」への参加も発表された安倍吉俊。監督は「キノの旅」「神霊狩/GHOST HOUND」の中村隆太郎。脚本は「THE ビッグオー」「デジモンテイマーズ」などアニメ脚本のみならず、Jホラーの先駆けとされるオリジナルビデオ作品「邪願霊」を手掛けた小中千昭。ノイズがかった緑の画面を挟んで始まる、透き通るような彩色のオープニング映像を知る人は多いだろう。放映20周年を経て、今なお語り継がれるカルトアニメだ。 【あら
最終話の回顧に入る前に、やはりオープニングについて詳しく触れておかねばなるまい。 OP曲bôa「Duvet」については本ブログ初期既に記している。 恐らく2話とほぼ同時期にこのオープニングはコンテが描かれ、豪華な作画陣と極めて精緻な編集を経て作られた。 だからシリーズがどういう展開をし、如何なるエンディングを迎えるのかについて中村隆太郎監督はまだ見通せていない時期に作られている。 しかし、どういう「終わらせ方」にするかについては、もうこのオープニング演出の時点で隆太郎さんの中には抽象的にではあっても既に見えていたのだろう。 私はこのオープニングを「いいなぁ」とは毎週思いつつ見てはいても、このオープニングが何を表しているのか、積極的に解釈をしようとは思っていなかった。しかし結果的にはこのオープニングに収まる様な物語の閉じ方へと進む事になった。 この事に気づいたのは本当につい最近、放送20周年
ファンによるファンの為のイヴェント、「クラブサイベリア」が無事、大成功となった。 メディアの方も来ておられたし、レポ担当の方も撮影担当スタッフもいたので、詳細なレポはいずれ上がると思う。 当日の午後一開場の様子をTweetで見ていたら、既にフロアは立錐の余地も無さそうという。GoPro HERO6+4Kモニタ+LEDライトで展示ファンアートやDJ/VJの様子を撮ろうと思っていたのだが、到底現場で組み立てるのは不可能そうなので、結構離れたところしか空いていなかった駐車場で組み立て、裸でケージごと持ち込んだ。 だが、それでも動画収録など到底不可能という入り。 スタッフ込みでCIRCUS TOKYOのキャパ上限(180)で、フロアでは収容仕切れず地上階のラウンジ(ファンアート展示場)にも人が溢れていた。 ここで近田和生さんと20年ぶりの再会。 今回のイヴェントはこの方無しでは成立し得なかったし、
シナリオ本を見て貰えば、この場面の描写が如何に簡潔に記されているか判るだろう。 玲音対英利の描写は、ほんの一瞬、派手な事が起これば良いと思い、ト書きには何も記していない。 だが中村隆太郎監督がこの場面を簡潔に描く筈が無かった。 ショウちゃんの場面をオミットしてでも、この場面を膨らませたコンテを描いた。 そうした場面が成立するという目算無ければ隆太郎さんはコンテに描く筈がない。 英利は「感覚だって脳の刺激でどうにでもなる。嫌な感覚など拒絶すればいい」と言う。 玲音は振り向き「そうなのかな」と答える。 ありすには英利の姿も声も判らないので、玲音が誰と話しているのか判らない。 「その子が好きなら、どうして繋げてあげない?」 「判んない」 ありすは動揺して、「誰と話してるの!?」と訊く。 再び心を閉ざした玲音に英利は、「バグっている。いいよ、時間をかけてデバッグしてあげる。さあおいで」と、手を差し
ナイツのメンバーを暴き出す為に、玲音は自らの身体にワイヤーを巻き付け、唇にワニ口クリップをつけてまでワイヤードに没入せざるを得なかった。それはしかし、身体の機械化というよりも、自縛というメンタリティに陥っていた精神面の方が大きい。 MIBの二人が玲音の部屋に訪れてくる。 林とカールには態度の違いが見られる様になっている。 「どうしてあんな事をしたの……?」 玲音は、自分が暴いたナイツのメンバーが抹殺されている事を知っていた。 カールは静かに、ワイヤードの神を崇める者達は除去されるべきで、世界中の彼らの仲間がその任務を遂行中だと言う。ワイヤードに神など必要ないのだと ワイヤードは特別な世界ではあってはならない。あくまでリアル・ワールドのサブシステムであるべきだとも。 シナリオでは、玲音はもっと強く異議を申し立てているのだが、この描写では強い言葉は言えまい。岸田さんの設定画で「ぐるぐる玲音」と
アヴァンはヴォイス・オーヴァーなし。SEは更に混沌化。 コンテ:佐藤卓哉 演出:村田雅彦 作画監督:菅井嘉浩 このシリーズでは初めて前話からの直結で始まる。 「たった一つの真実、神さま」 「そう、僕だよ、玲音」 完全に舞台上での対話劇。物語の本質に触れる内容なので、場面分割や何かの動きと平行させるなどという装飾を一切せずに対話のみで描くという意図だった。 ここまで焦らしたのだから充分だ。 しかし、では普通にやりとりして会話で情報を開示するというのも面白くない。 ここでは「サイコドラマ」を援用し、玲音と英利は互いの立場を入れ替えて、相手の考えを読み合う芝居とした。 こういう描写は、「ヘザーズ/ベロニカの熱い日」(1988/脚本:ダニエル・ウォーターズ 監督:マイケル:レーマンのコンビは、その後「ハドソン・ホーク」で失墜してしまう)という大好きな映画の中にあって、この時は「面白い話法だな」とい
意識変容状態で気づくと、美香は渋谷交差点の真ん中でへたり込んでいた。 その美香を見ている、歩道の人々はまるで人間ではない何かに変容していく。 魚眼レンズ接写はこのシリーズで度々導入されるカットで、リアルに像を歪ませている(Distortion)。 キャメラが引くと、ナイツの紋章が地面に染みのように描かれている。シナリオではプリント基板の様なテクスチュアと書いていた。 美香の人格破壊はナイツの関与したものも契機の一つではあったのだが、本質的には彼女自身が招いたものなので、ここでナイツの存在を強調する意味は実のところ、あまり無い。 ハッと気づくと、今度はありす達が居たファミレスで、コーヒーを前に座っている自分に気づく。記憶に欠落が生じている事に恐れた美香は、思わずカップを倒して濃い色の液体をテーブルに零してしまう(タロウのコーラと反復している)。 慌ててティッシュで拭おうとすると――、液体がテ
という事で各話回顧に入るのだが、1話はあれこれ説明事も多く、到底1エントリで書ける分量ではない(ので分記する)。 オープニングの入る直前、ノイズから「プレゼント・デイ、プレゼント・タイム」というタイトルが入る。 シナリオではあくまでト書きの扱いで、どういうスタッフが読むのかは判らないので明確にこのシリーズは近未来ではなく「現代」です、というマニフェストのつもりで記していた。 これをネイティヴ・スピーカーにハイテンションで言わせた挙げ句、高らかに笑い声まで付加され仰天した。 当初は「悪趣味だなぁ」という印象だったのだが、短い「素」(す)があって、bôaの「Duvet」が始まり、あのオープニングが流れると、何やらまとまり感が生まれる。 アニメのオープニングは通常1分30秒で、楽曲によってはこのサイズに編集するのに苦心惨憺するものだ。 「lain」OPの、最後のグリーン地の玲音のバスト・ショット
「serial experiments lain」を各自所有するディスク、或いはAmazon Prime Videoなどのストリーミングで同時に再生し、Twitterで実況しようというネットならではのイヴェントが開催された。 7月に「クラブサイベリア」という20周年イヴェントを企画しているシオドアさんがプレ・イヴェントとして提案したもので、そこそこ盛り上がるだろうとは思っていた。 22時ちょうどを過ぎると、リアルタイムで #lain20th のTweetを流していたら、恐ろしい速さでスクロールしていき、短い時間に3000以上のTweetがあって、トレンド入りまでしてしまった。 私は自分の過去作の事はよく言及するが、実際に作品を(一人で)見直すというのが実に苦手で、2010年にリリースされた「lain」のBD Boxも封を切らずにいた。 中村隆太郎監督は既に当時フルに監修出来ない状態だった。
ウリザク @urizaku3 .....皆さん......聞こえますか......今......あなたの脳内に......直接語りかけています......lainを……lainを見るのです……今夜22時から…Twitter上で1話同時視聴会が…あるのです…………見るのです……#lain20th 小中千昭 Chiaki J. Konaka @yamaki_nyx BD Boxがある筈の本棚の前に、未読の本の山があってアクセス出来ず……。 ということで私は最初のリリースであるジュエル・ケース版のDVDでの視聴。 本日22時より「lain」Twitter同時視聴会です。#lain20th pic.twitter.com/ZglYVBljVt
20年前、中学生(ばかりか小学生までも)がハンドヘルドPCを持つのが当たり前になる、と予想してはいなかった。 私が設定を手掛けた作品では、キャラクター名以外にアイテムの呼称を共有しているものがある。 代表的なものが「serial experiments lain」にも登場する「NAVI」。 近未来のコミュニケータ/携帯端末をこう呼ぶ事にしていたが、「lain」では例外的にパーソナル・コンピュータ(一体型デスクトップ、タワー型等)もこの呼称で統一した。 「lain」ではネットワーク世界の事を「Wired」と呼んだが、これは現実とはやや異なる作品世界と印象づける意図があったからだ(これについては改めて詳しく記す)。 「NAVI」の初出は私のアニメ最初期作「アミテージ・ザ・サード」。いちいちコミュニケータを作品毎に名づけるのは(私には)馬鹿馬鹿しい徒労に思えて、以降何か理由がない限りはこの呼称で
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