4年に一度の祭典で世界中を感動の渦に巻き込むオリンピアン。引退後、皆が指導者や競技に関わる職業に就くわけではなく、選ぶ道は人それぞれ。でも新たな道を決めるきっかけとなったのは、やはり「選手」だったからこそ見えた景色、出会い、思いだったようです。 【写真】オリンピックに出場当時の里谷多英さん 個人競技から人と関わる仕事に。お客さんの生の声にやりがいを感じます長野冬季オリンピック、フリースタイルスキー女子モーグルに出場した里谷多英さん。21歳にして日本の女子選手として史上初の金メダルを獲得しました。 長野オリンピック後、一度競技生活を終えようと考えていた里谷さんに、フジテレビから声がかかったそうです。競技生活を続けようとは思っていなかったので、スキー部がある企業に就職したいという特別なこだわりはなかったと言います。「でもやはり競技を続けたいと思ったところ、フジテレビがスキー部を作ってくれました