面白いものでその一方、経営幹部の人たちと話をするとその思考は「大局観」そのもの。やはり企業としての影響力が大きいということもあるんでしょう。社会に対する影響、社会貢献、公平性、そういったものを常に考えているように見えました。これまで自分が携わってきた会社とは全然違いましたから、そのインパクトはとてつもなく大きいものでした。 ただ、物事の進め方が非常にゆっくりしているなという印象も同時に持ちました。私自身は役所で働いたことはないのですが、住民に対して公平なサービスを届けることを目的としている分、慎重になる気風みたいなものが当時のヤフーにはあったんですね。
