クックパッドの躍進を陰で支えた初代広報の櫻井友希代さんが、この夏クックパッドを卒業する。「クックパッドをメジャーに」の想いで歩んだ7年間を振り返る。
慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。同博士課程在籍中に、研究員として細胞のコンピュータシミュレーションの研究を行う。2004年にクックパッド株式会社の前身である有限会社コインへ入社、ユーザー向け有料サービス立ち上げに従事。2006年にはサイト全体のリニューアルを成功させる。2008年7月クックパッドをRuby on Rails に全面リニューアル(当時Ruby on Rails製で日本最大、世界6位の大規模サイトに)。現職に至る。 クックパッドは、常に新しいテクノロジーを取り入れていますね。 確かに、Rubyを採用し、2008年に当時の大規模サイトでは珍しかったRailsを導入したことや、2011年にAWSに全面移行したことが話題になったので新しいテクノロジーを取り入れているイメージがあるかもしれませんが、それなりに慎重派ではあるつもりです(笑)。 実は、Railsについては、2
「技術顧問」や「開発顧問」あるいは外部パートナーといった形で、エンジニアがインターネット企業に携わるケースが増えている。Yahoo! JAPAN、クックパッドを経て起業した井原氏も、Speeeなど複数の会社の顧問を担っている人物の1人。顧問の役割って?引き受ける理由は?そんなテーマでインタビューさせていただきました。 【Profile】 株式会社ビットジャーニー 代表取締役 井原 正博 Masahiro Ihara ソフトウェアベンダーで表計算ソフトなどの開発に携わる。Yahoo! JAPANでは開発部長などを歴任。2010年にクックパッドに入社し、技術部長、人事副部長としてエンジニア組織の強化と技術力の向上に従事。新規事業の立ち上げプロジェクトを担った後、2015年に独立。株式会社ビットジャーニーを設立し、自社プロダクト開発の傍ら、複数の企業で開発顧問などを務める。 顧問を引き受ける理由
長年ユーザーに愛され続ける料理レシピのサイト「クックパッド」。1998年のオープン当初から今に至るまで変わらない基本機能が「レシピを探すこと」「レシピを投稿すること」。この、ユーザーが行える2つの機能のうち「レシピ投稿」の利用体験を最大限に向上させることをミッションに掲げるのが、同社のレシピ投稿推進室です。クックパッドの財産である、ユーザーからのレシピ投稿を、どう捉え、どのようにユーザー体験を向上させようとしているのか、室長の勝間亮さんにお話を伺いました。 「レシピを投稿する」に特化した専任チーム「レシピ投稿推進室」 2009年にクックパッドに入社してから5年を迎えた勝間さん。大学では情報系学部を専攻し、研究室の先輩が立ち上げたベンチャー企業に新卒入社。P2P(Peer to Peer)の技術を使った動画配信の自社サービスを開発。その後3年ほどして、自社開発したWebサービスで、ユーザーに
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます レシピサイトでおなじみのクックパッド。PC向けサイトからモバイル向けサイト、そしてモバイルアプリと端末の変化に応じて素早く対応している。また、レシピだけでなく買物情報やEC、料理教室事業などにも取り組み、2013年末から海外レシピサービスの子会社化を進めるなど、本格的な世界展開にも積極的だ。今回は、クックパッドの執行役で最高技術責任者(CTO)である舘野祐一氏に、同社の取り組みや工夫している点、今後の展開などについて話を聞いた。 --クックパッドの注力事業は何か。 クックパッドは有限会社コインとして1997年に設立、翌1998年に料理レシピの検索・投稿インターネットサイト「kitchen@coin」を開始しましたが、現在の事業には3つの
エンジニアにとって、本当に「働きやすい環境」ってどんなのだろう? という疑問を解消すべく、組織づくりや職場環境に秀でたTech企業にインタビューを敢行するこの企画。インタビュアーは、エンジニアのためのポートフォリオサイト『Forkwell』や、エンジニア目線の求人・転職サイト『Forkwell Jobs』を運営する株式会社garbs取締役おおかゆかさん。エンジニアが「幸せに働ける職場」のあり方を探る! 株式会社garbs 取締役 Forkwellプロダクトマネージャー おおか ゆかさん [blog:表参道フォークウヱル別館] 関西学院大学経済学部を卒業後、独立系SIerを経てインフォシーク社に入社。楽天による買収後も含めて、インフォシークのログイン周辺機能や各種コミュニティサービスの開発を担当。その後フリーランスとして活動、業務委託で入ったgarbsで提案したエンジニアのスキルマッチングの
今回のインタビューは、クックパッドで人事のフロントとして会社を支えるパワーママ鷲見さん。 自分のやりたいことを明確に持ちつつも「来たバスに飛び乗る」というしなやかさが、鷲見さんのパワーママな秘訣かも?!とお話を伺いながら感じました! プロフィール ・氏名:鷲見美緒 ・会社名:クックパッド株式会社 ・職種:人事・採用担当 ・ 簡単な経歴:東京外国語大学を卒業後、メーカーに入社するも、失敗した!と感じ4ヶ月で退社。その後インテリジェンスに入社し新サービス立ち上げ期の営業 職に従事。人事向けの営業をするうち、自身が事業会社の人事として会社の成長を支えたいという思いが強くなり、24歳で採用担当としてクックパッド株式会 社に入社。従業員数20名ほどの時代から150名ほどの現在に至るまで一貫して採用を担当。産休から復帰後は従来の中途採用に加え、新卒採用も開始。 ・居住地:横浜市 ・ご自身の年齢:30歳
クックパッドが新たに立ち上げた部署「新規事業開発室」。そこでは“起業を志す”というコンセプトのもと、新しいサービスが開発されているという。現場ではいったい何が行われているのか。それはどんな意味を持つのか。新規事業開発室の第一号社員、井原正博氏に伺った。 ▼クックパッド取材レポート第1弾 “一人一サービス”がルール!起業志向の人材を求める、クックパッドの新組織体制。その狙いとは? から読む 大抵のことは、やらせてもらえる。 ― 井原さんは『新規事業開発室』の第一号社員ということですが、それ以前は技術部長をされていたんですよね?どうしてまた、サービス開発の現場に戻られたんですか? クックパッドにはもともと、サービスを作りたいと思って転職してきたんですよね。その前はYahoo! Japanでサービス開発をしていたんですが、キャリアの最後のほうはマネジメント業務に専従していて。一年のうち2/3ぐ
右も左もわからないシューカツ中の女子大生・つつみともよが会社訪問。第1回はクックパッドで働き始めたばかりの@sora_h。なんと現在15歳の若きRubyコミッターを訪ねました。 クックパッドの台所にて。この日はクックパッドのみんなと手打ち蕎麦を作ったとか 「うちで働いてみる?」 ともよ:年齢を知ってびっくりしたんですが、そらはーくん、私より7歳も若い(のに働いてる)なんて……! sora_h:今は高校に進学せず、クックパッドで働いています。中学にも、最初の半年を除いてほぼ行ってないです。学校に行かず家でコード書いてるか勉強してるか、インターネットしてました。 ともよ:勉強は嫌いじゃなかったんですね。 sora_h:単純になじめなかっただけかなあ。話題が合う相手がいなかったんです。高専進学も考えたんですが、中3の秋に高専カンファレンス[1]行ったあたりから、なんとなく、高専行っても一緒かなと
企業もクリエイターも、自らを成長させるために最良のパートナーを探している。日々めまぐるしく変化するネット業界において、企業が優秀な技術者を惹きつけるには、またクリエイターが自らのスキルを活かして活躍できる企業と出会うにはどうすれば良いのか。 本連載では、企業のクリエイター採用担当者と、そこで活躍するエンジニアやウェブデザイナーといったウェブクリエイターに話を聞くことで、双方に求められることとは何なのかを探っていく。 第1回はクックパッドで人事部 副部長 エンジニア統括マネージャを務める井原正博氏と、サービスデザイン部 デザイン・UIグループの池田拓司氏。ここ2年間で社内クリエイターを4倍以上に補強したマネージャと、クックパッドUIデザイン開発環境の再構築という大役を任せられたクリエイターだ。 新入社員が任された仕事は「開発環境の一斉整備」 クックパッドは現在、45名ほどのクリエイターを社内
「ありがとう」と言われるもの作りを目指し 月給5万円でクックパッドの立ち上げに参加 藤井:小竹さんがクックパッドに入社されたのは2004年ですよね。ということは、創業メンバーですか? 小竹:創業は1997年で、私が入ったのは2004年です。当時は社長も含めて3人でやっていました。 藤井:クックパッドに入られたきっかけは? 小竹:親友がアルバイトでお手伝いしていたのですが、「いいサイトがあるから、社長と会ってみない」と言われて。社長に会ってみたら、実はそこがリクルーティングの場だった(笑)。当時はWebディレクションの仕事をしていたのですが、どこか違和感があったんです。広告の仕事でメーカーなどのキャンペーンサイトを創っていましたが、どんなにかっこいいサイトを創っても、たった2週間で壊してしまう。作っては壊すようなもの作りを、私はひたすらやり続けるのかな、と。ユーザーからのフィードバックも全然
「ちょっと無理じゃね?」レベルの目標を立てる 前回に引き続き、クックパッド技術部長の井原正博さんにお話を伺います。前回は、採用段階で「強い個」を集めることへの並々ならぬこだわりを伺いましたが、その「強い個」がきちんと成果を出している状態にするために、どのような取り組みをされているのでしょうか。 クックパッド技術部長の井原正博氏 日々改善を図ったり、新しいものを吸収するといったことは、放っておいても勝手にやっていくし、定期的に場を設けて何かを勉強するといったこともないそう。しかし、半年に1回の目標設定では、個々人が普段の思考の枠組みから解放された頭で目標を考えられるよう、こんな仕掛けが。 井原さん「期の頭には、目標を1個だけ立てるんですね。半年間にやることはいろいろあると思うんですけど、そんなものは皆やるに決まっているので、目標に入れる意味がない。ここで立てる目標は、“おぉ、それはちょっと
「自分はこれが得意だ」と、胸を張って言える強みが欲しい――。 そう考えているエンジニアは多いだろう。経験が浅いエンジニアだけでなく、いろいろな経験を積んできたエンジニアであっても、エンジニアとしての“自分のカラー”をつかむことはなかなか難しい。 クックパッドでエンジニアとして働く成田一生さん(27歳)は、「転職によって、自分の強みが明確になった」と語る。成田さんは、前職の大手Web企業では“大勢の中の一員”としてのスキルしかなく、自信が持てなかったという。転職後、いろいろなことを任せられる環境に来たことで、成田さんは「バックエンドが得意」なエンジニアとしての、自らの立ち位置を見いだせた。 成田さんは、幼い頃からITエンジニアになることを目指し、高等専門学校、大学と着実に情報系の知識やスキルを身に付けてきた。「エンジニア以外になることは考えられなかった」という。 決めるべきは、「どんなエンジ
第34回 橋本健太氏 クックパッド株式会社 最高技術責任者 今回は、絶好調のクックパッドの技術陣を率いる最高技術責任者、橋本健太さんにお話を伺いました。橋本さんは、その落ち着いた物腰から想像した通り、SFCの研究室出身です。SFCでの佐野社長との出会いや研究者から民間企業に転じたいきさつ、そしてサイトの「Ruby on Rails」による全面リニューアルの舞台裏などを余すところなく語っていただきました。引っ越ししたばかりのクックパッド社の白金台のオフィスには、大きなキッチンが広がっています。キッチンを通り抜けた会議室で1時間ほどお話を伺いました。※取材日は、2008年9月です。所属や役職などは当時のまま掲載しております。 PCとの出会いは? 川井 よろしくお願いいたします。 橋本 よろしくお願いします。 川井 橋本さんは今何歳でいらっしゃいますか? 橋本 33歳です。来月34歳になります。
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今や月間で訪れるユーザーが800万人を超えるという日本最大の料理サイト「クックパッド」を創業した佐野陽光氏。Rubyをいち早く採用するなど、先進の技術を積極的に活用しているテクノロジーカンパニーを率いている人物だ。 クックパッド株式会社 代表執行役社長 佐野 陽光氏 書籍『600万人の女性に支持される「クックパッド」というビジネス』が刊行されたのは、2009年5月のこと。だが、刊行から1年を待たずして“600万人”はすでに“800万人”を超えるスケールになっているという。女性には圧倒的な知名度を誇る超巨大サイト、クックパッド。料理レシピを投稿したり、検索したりできるサイトだ。2009年夏には東証マザーズに上場も果たした。この会社を1997年に創業したのが、佐野氏。 慶應義塾大学SFCに学び、卒業後に起業した。何よりユーザーは普通の主婦。食事の準備や子育ての合間に見る。そんな忙しい主婦がこれ
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