PCがビジネスや家庭で利用されるようになった当初から、日本語ワードプロセッサのニーズは大きかった。これはPCが普及する前にワープロ専用機の時代があったことからもうかがい知ることができる。 それでは、現在の状況はどうだろう。印刷やデザインをなりわいとしないユーザーにとって、現在の日本語ワープロソフトはすでに十分すぎる機能を持っている。だが、それ以前にワープロソフトを必要とするシーンが減っているのではないだろうか。 報告書や設計書などであればExcelを使うことが多いだろうし、説明資料であれば図が中心で、自由なレイアウトがしやすいPowerPointが主力だ。メールでの連絡であれば本文のテキスト、Webで共有する情報はブログツールなどで生成されるHTMLで十分事足りる。 PCがコモディティ化し、用途に応じたさまざまなツールが円熟期に入った現在では、日本語ワープロソフトを使う局面はマニュアルや契