映画『アルマジロ』より NATOが統率する国際治安支援部隊(ISAF)の一つ、アフガニスタンのアルマジロ基地に駐留するデンマーク軍の若い兵士たちの軍務に密着したドキュメンタリー『アルマジロ』が1月19日(土)より渋谷アップリンク、新宿K's cinema、銀座シネパトスで公開される。公開にあたり、今作を「日本人、いや、人類の誰もが観るべき必見の映画」だとする想田和弘監督によるレビューを掲載する。 前線の兵士たちの体験を頭ではなく身体で体感することができる ── 想田和弘(映画作家) 映画『アルマジロ』を観ながら、正直、何度も問わざるを得なかった。 「これ、ホントにドキュメンタリー? 最近流行りの、ドキュメンタリーを装ったフィクション映画じゃなくて?」 というのも、本作はドキュメンタリーの限界を完全に超えているのである。 なんといっても凄いのは、被写体へのアクセスだ。 ドキュメンタリー作家は
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