IMFのシニア政策アドバイザーなどを務めたUC Bercleyのバリー・アイケングリーン教授が、ドル離れを招く米国の防衛・外交政策を批判している。 このままならドルに残された時間はそう長くないかもしれないという。 「共通通貨ユーロ創設の目的の1つは、ドルへの過度な依存から欧州を解放することだった。 これは、人民元を国際化しようとする中国の動機と同じだ。 両者のこれまでの成果は良くてもまあまあといったところ。 欧州や中国を脅すことで、トランプは皮肉にも彼らの目標達成を助けているのだ。」 アイケングリーン教授がProject Syndicateに書いている。 教授によれば、トランプ大統領の二国間主義が世界を不可逆的に変化させているという。 同盟国、対立勢力の境もなく自国の利益のために要求を突きつける傲慢な米国に世界の国々が嫌気を感じている。 付き合いは必要最小限にとどめ、弱みを掴まれたくないと