3月20日、電気自動車(EV)の多くは、事故によりバッテリーに軽微な損傷があっただけでも修理や評価が不可能になる。保険会社としては、たいした距離も走っていない車両を全損扱いとせざるをえない。写真は事故で損壊したEV。英ドンカスターで撮影、撮影日不明(2023年 ロイター/Synetiq)
3月20日、電気自動車(EV)の多くは、事故によりバッテリーに軽微な損傷があっただけでも修理や評価が不可能になる。保険会社としては、たいした距離も走っていない車両を全損扱いとせざるをえない。写真は事故で損壊したEV。英ドンカスターで撮影、撮影日不明(2023年 ロイター/Synetiq)
ステランティス(Stellantis)は11月30日、全固体電池(ソリッドステートバッテリー)技術をFactorial Energy社と共同開発する契約を締結した、と発表した。この契約には、ステランティスから同社への戦略的投資も含まれている。 EVなどの電動車で主流のリチウムイオンバッテリーが液体を使用しているのに対して、ソリッドステートバッテリーは、液体を使わず固体で構成されるバッテリーだ。エネルギー密度や安全性などの面でリチウムイオンバッテリーよりも優れ、次世代のバッテリーとして注目されている。 Factorial Energy社は、米国のベンチャー企業だ。ソリッドステートバッテリーに関するテクノロジーを開発している。ステランティスは、2021年7月に開催した「EV Day」において、2026年までに全固体電池技術を市販車に搭載するという目標を発表した。今回の契約により、この目標の実現
日産自動車は11月29日、長期ビジョン「アンビション2030」を発表し、次世代バッテリーである全固体電池を使った電気自動車(EVを投入)を2028年に市販する計画を明らかにした。 次世代バッテリーとして知られる全固体電池の自社開発を進めており、24年にパイロット工場を立ち上げ試作を開始。26年までに1400億円を投じ、28年に搭載したEVを市販する。日産の内田誠社長は「リチウムイオン電池と性能が同じなら開発の意味はない。航続距離や充電時間など、EVの使い勝手を大幅に向上させる」とした。 具体的には、エネルギー密度はリチウムイオン電池の2倍、充電時間は3分の1に短縮することを目標とする。これによって、大型車両のEV化が可能になる。さらにkWhあたりのコストを65ドルまで引き下げ、「EVの車両コストをガソリン車同等まで引き下げる」(内田氏)とした。 5年間で電動化に2兆円を投資 日産の長期ビジ
EV(電気自動車)の普及が進んでいるが、長旅の際にどうしてもストレスとなってしまうのが、航続距離の短さや充電時間・回数の多さだ。はたして現状のEVの技術力や街中の充電環境はどこまで進歩しているのか。自動車ジャーナリストの井元康一郎氏が、日産自動車の「リーフe+」で横浜─鹿児島間のロングドライブを試みた。 * * * 世界中で日増しに強まるクルマの電動化圧力。しかもそのトレンドは省燃費技術であるハイブリッドカー(HEV)や短距離なら充電電力のみで走行可能なプラグインハイブリッドカー(PHEV)ではなく、内燃機関を搭載しないバッテリー式電気自動車(BEV)だ。 BEVはクルマとしてのパフォーマンスは全般的に良好だが、「航続距離が短い」「充電に時間がかかる」など、実用上の弱点もいろいろ抱えている。ユーザーにとってはBEV一辺倒の世の中になったらクルマで得られる移動の自由が制約を受けるようになるの
ステランティス(Stellantis)は10月18日、電動車用のバッテリーを生産する新たな合弁会社の設立に向けた覚書を、LG Energy Solutionとの間で締結した、と発表した。 新しい合弁会社は、2030年までに米国での売上高の40%以上を電動車で構成するというステランティスの目標を達成するために、バッテリー工場を建設する。新工場は、40ギガワット/hの年間バッテリー生産能力を持ち、2024年第1四半期(1~3月)までに生産を開始することを目指す。 新工場で生産されたバッテリーは、米国、カナダ、メキシコのステランティスの組み立て工場に供給され、プラグインハイブリッド車(PHV)やステランティスの各ブランドで販売される次世代EVに搭載される予定だ。 新工場の立地は現在、検討中であり、詳細は後日、発表される。建設は、2022年第2四半期(4~6月)に始める計画だ。 ステランティスのカ
9月13日、米自動車大手、ゼネラル・モーターズ(GM)と韓国の複合企業LGは長年にわたり、手を携えて電気自動車(EV)の開発に取り組んできた。写真はミシガン州レイク・オリオンにあるGMの工場で、部分的に組み立てられたEV「シボレー・ボルト」。2018年3月撮影(2021年 ロイター/Rebecca Cook) [13日 ロイター] - 米自動車大手、ゼネラル・モーターズ(GM)と韓国の複合企業LGは長年にわたり、手を携えて電気自動車(EV)の開発に取り組んできた。しかし、GMのEV「シボレー・ボルト」に搭載したLG傘下企業のバッテリーで発火事故が立て続けに発生し、GMが大規模なリコール(無償の回収・修理)を余儀なくされたことで、両社の「蜜月」は大きく揺らいでいる。 GMのポール・ジェイコブソン最高財務責任者(CFO)は10日の投資家向け説明会で、LGのバッテリー工場の製造工程における問題を
マツダMX-30のEV版に試乗してみた 先日、マツダMX-30のEV版を試乗する機会を得た。EVに試乗するたびに思うのだが、街中で一般的な移動目的で車に乗る場合、ガソリン車と比べてEVのほうが快適である。 まず静かで振動が少ない。さらに加速性能にも優れる。EVは高速域になると加速力が衰える傾向があるが、停止からの出足、また一般道での60km/hあたりまでの俊敏さはガソリン車より圧倒的に勝る。ほとんどのEVはバッテリーを床下に搭載しており、低重心で安定性も高い。 つまり日常使いでは良いことずくめなのである。 では、なぜ普及しないのか。主たる理由は皆さんご存じの通り高価であること、そして航続距離が短く、電気がなくなると充電に時間がかかることだ。自宅車庫で一晩充電して、その範囲内だけで車を使うならガソリンスタンドに行く必要もなく便利だが、それを越えると極めて不便なものとなる。 バッテリー容量の問
【新時代ジャンプスターター!】バッテリーレスを完全実現!より使いやすくなったニュータイプ。 【スーパーキャパシタ搭載!】バッテリーに残った僅かな電力を増幅してエンジンスタートが可能。 【リチウムイオンバッテリーは不要!】リチウム電池が原因の発火や爆発の心配は必要ありません。 家族とのお出かけ、通勤や商談、塾の送り迎え、スーパーやコンビニまでのお買い物 いざ、車で出発しようとした所、「あれっ!おかしいな!エンジンが「ウントもスントも言わない....」「これはもしかして....やってしまったかも」 あなたや、身近な人にこんなご経験はありませんか? 大手ロードサービストラブルの毎年報告されている出動件数のダントツの1位は、「バッテリー上がり」によるもので、なんと、全体の救援件数の約3割以上を占めています。 突然のバッテリー上がりは、冬場だけだと思われがちですが、1年間を通して発生する私達にとって
現代自動車とLGエナジーソリューションが「コナ」など約8万台の電気自動車のバッテリーをリコールする。バッテリー交換などリコール費用は約1兆1000億ウォン(約1050億円)。現代車が4255億ウォン、LGエナジーソリューションが約7000億ウォンを負担する。 現代車は4日、訂正公示を通じて「昨年の営業利益を2兆7813億ウォンから2兆3947億ウォンに訂正申告する」と明らかにした。現代車は今回の訂正申告で品質費用引当金3866億ウォンを追加し、先に反映した389億ウォンまで合わせて計4255億ウォンをリコール費用として使用するとみられる。現代車は「リコール対象車両のバッテリーをすべて交換する予定」とし「今後も品質問題が発生すれば迅速に対応し、再発防止のために先制的な品質改善努力をする」と伝えた。 現代車は2017年11月から2020年3月までLGエナジーソリューションが中国南京工場で生産し
韓国サムスン電子(Samsung Electronics)は2020年3月10日、同社の研究所であるサムスン電子総合技術院(Samsung Advanced Institute of Technology、SAIT)が全固体電池(All-Solid-State Battery)に関する画期的な技術を開発したと発表した。寿命と安全性を高めるとともに、大きさを半分にできる技術だという。併せて、研究成果の論文を学術誌「Nature Energy」に投稿し、掲載されたことも明らかにした。 関連記事:サムスンが高い体積エネルギー密度の全固体電池、デンドライトの封じ込めに成功 これは、サムスン日本研究所(Samsung R&D Institute Japan)との共同研究成果である。論文の著者として名前が載っているのは韓国の研究員8人、日本の研究員8人、計16人に及ぶ。そのことからも、同社において全固
2020年6月に販売を開始したトヨタRAV4 PHVは、デビュー1カ月足らずでオーダーが殺到したことを理由にオーダーストップ状態が続いている。 そして2020年8月に日本で正式発表されたホンダ初の量産EVのホンダeもあっという間にオーダーストップ。いったいどうなっているのか? 現代のクルマ販売は事前予約を積極的に受け付けたり、発表と発売の時期をずらすことで、デビュー後の初期受注が爆発的になるケースが多くなっている。 メーカーは月販目標台数の5倍、10倍の初期受注が入ったと人気ぶりを大々的にアピールするのが常だが、RAV4 PHV、ホンダeはオーダーストップになってしまった。 この理由について国沢光宏氏が考察する。 文:国沢光宏/写真:TOYOTA、HONDA、SUZUKI 【画像ギャラリー】新しさとレトロな感じが同居したホンダeのデザインにメロメロ!!
電解液を固体化したLiイオン2次電池「全固体電池」でEV向けに実用化が見込まれる時期が「2022年ごろ」と急速に具体化してきた。スマートフォンやIoT端末向けはさらに早く1~3年内に量産される。当初のメリットは充電の速さや安全性の高さで普及すれば電池やEV市場の勢力図を塗り替えそうだ。エネルギー密度を大幅に高める道筋も見えている。 「実用化は早くて2035年と言われていた以前からすれば隔世の感がある。これほど早まるとは」─。ある全固体電池の研究者はこうした感想をもらした。3年ほど前には早ければ2025年と実用化見通しが10年前倒しされていた1)。 今回、2025年からさらに前倒しされ、具体的な実用化時期も見えてきた。トヨタ自動車の副社長、Executive Vice PresidentであるDidier Leroy氏が2017年10~11月の「東京モーターショー」で「2020年代前半に、ゲ
スキッパー @skipper4649 今し方の出来事 職場の前でオッチャンの車のバッテリーあがる (多分、バッテリーが劣化で充電出来ない状態だった) ↓ 親戚が整備工場やってるから呼ぶとの事 ↓ 親戚らしきオッサンが車も乗らずに一人で歩いて来る ↓ ポケットから箱を取り出して車のバッテリーに繋ぐ ↓ 車のエンジンかかる←イマココ pic.twitter.com/jfzfzNQ726 2017-11-22 08:27:42 スキッパー @skipper4649 .続き 私「なんですの?それ(汗)」 オッサン「リチウムイオンバッテリー」 私「ほえー、車持って来る必要無いんですね(汗)」 オッサン「携帯も充電できるで」 私「車はスマホかよ(笑)」 pic.twitter.com/AeHeCcvwnQ 2017-11-22 08:44:26
電気自動車、日産リーフの中古車価格が激しく下落している。2011年や2012年の初期モデルについていえば、30万円~40万円という超バーゲンセール。新車時に325万円した2016年モデルの自動ブレーキ付きモデルすら110万円台で購入可能という状況。日本の量販自動車で最も激しい価格下落を記録中である。 なぜ暴落か? 理由は簡単。バッテリーの性能劣化のためである。御存知の通りバッテリーの場合、使っていると性能低下する。初期型のリーフで言えば、新車時に160kmほど走れたものの、今や100km以下になってしまった個体すら珍しくない。エアコンや暖房を使うと、80km程度となり、近所の買い物以外使えくなってしまう。 リーフに乗っていると、確実に性能劣化を感じるだけでなく、遠からず自動車としての役割を果たせなくなり「ゴミ」になってしまう気分を味わうことになる。最大にして唯一の解決策は「安価なバッテリー
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