映画『風立ちぬ』を観てきた。 タイトル通りこの映画では「風」が大きなキーになっている。 風に飛ばされた二郎の帽子を菜穂子がキャッチし、今度は飛ばされた菜穂子のパラソルを二郎が捕まえる。なかなか一緒に居られなかった二人が遊ぶ貴重な場面は、風に流された模型の飛行機を送りあうという形で見られる。 風は自然の定めるもので人間はそれに逆らえない。そういう時代の風のようなものもこの映画には流れていて、二郎の飛行機はその意思と無関係に戦争に用いられ、菜穂子の病も治らない。 という話は置いといて。 なんで風で黒ロンバサアアアできるのに菜穂子も妹も黒ロンじゃないの? ラピュタも断髪アニメだし宮崎駿はショートカッ党員なの? という不満は大いにあった。正直これはダメだと思いかけた。が、やはり間違っていたのは私であった。 話が進むにつれだんだん変化が見えてくる。菜穂子の髪が長くなっているのだ。 (菜穂子befor