入社して半年ばかりたった男の子が、「来月友達と旅行行くんで1週間休んでもいいですか?」とかいってきた。 急にそんなこと言い出したから「ちょっと、さすがに一週間は無理でしょ」って注意したら、酷く怯えたような、物悲しいような恐ろしい顔で私のこと見てたけど、今考えるもっととソフトな言い方すればよかった。 とくに立て込んだ予定も入ってなかったから休ませてあげたい気持ちもないことはなかったけど、そんな習慣はなく、そもそもだれも有給休暇を消費しない社内環境で、上司や他の同僚が聞き耳立ててる状況ではやっぱり無理だよ。そんな恐い顔しないでよ。 あっても使えなくてさらにへんな罪悪感を植えつけるような制度なら最初から無くなって欲しいよ。
俺は就職氷河期に会社にはいって、リーマンショック過ぎた今まで同じ会社で過ごした。 職場の一年目、二年目の社員を見ていると、なんか全身から力が抜ける瞬間がたまにある。 自己中心的というか、自分のことを相手はフォローするものだと思い込んでいる節がある。 だから何度と無く言い聞かせる。 「お前なあ、なんで俺がお前の世話をしなきゃならないのだ? 後輩っていうのをかわいがるのは、それがメリットがあるからなのだぜ。 やがて自分を手伝ってくれるようになるから、世話をしたり可愛がったりするんだぜ。 俺はお前のパパじゃない。 俺の生産性を落としてまでお前を手伝う理由はなにひとつないんだぜ」 ぜーんぜんだめ。馬耳東風。「もしどら」的にいうなら、仕事に対する真摯さがない。 ただのワーカーを、正社員にしてる意味はないんだし、お前さんよりも中国なりインドなりの人を雇った方が安上がりな上に、はるかに優秀なんだぜ。 挫
マイケル・サンデルによれば、アメリカ人は「失敗に報酬が支払われること」を許しがたい不正義だと感じるらしい。比べて日本人はどうだろう? 「労働せずにカネを得ること」にやたらと厳しい……という印象を私は感じる。右派と左派、保守とリベラルを問わず、「働かざるもの食うべからず」と主張する。 ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上) 作者: マイケルサンデル,Michael J. Sandel,NHK「ハーバード白熱教室」制作チーム,小林正弥,杉田晶子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/10/22メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 25人 クリック: 151回この商品を含むブログ (56件) を見る これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学 作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く