静岡県清水港に停泊する海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう(Chikyu)」(2013年9月11日撮影)。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA 【9月13日 AFP】巨大地震のメカニズムを探るため、南海トラフ(Nankai Trough)付近で海底掘削調査を行う予定の海洋研究開発機構(Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology、JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう(Chikyu)」が13日、静岡県の清水港を出発し、和歌山県紀伊半島沖の調査地点に向かった。 総額500億円以上をかけて2005年に建造された「ちきゅう」(5万6752総トン)は、2007年から南海トラフの調査を実施している。掘削やぐらの高さは海面から121メートルで、従来の掘削船と比べて3倍深い海底下7000メートルまで掘り