インド・チェンナイ(Chennai)市内の学校の校庭で、ルピー通貨記号の人文字を作る子どもたち(2010年7月16日撮影)。(c)AFP 【6月1日 AFP】為替市場で歴史的なルピー安が進んでいる。ビジネスマンならば、その原因は国際的な経済危機やインド政府の不適切な政策にあると言うかもしれない。だがインドのあるヒンドゥー教指導者は、最近採用されたルピー通貨記号の不吉な形に原因があると主張している。 ヒンドゥー教に古くから伝わる理論「バーストゥ・シャーストラ」の専門家、ラージクマール・ジャンジャリ(Rajkumar Jhanjhari)氏は、2年前に初めて制定されたルピーの通貨記号が「首をかき切る」ような形をしているために、インドの経済不振が進んだと論じている。 ルピーの通貨記号は、インド経済が停滞する前の2010年に発表された。記号の形は、アルファベットの「R」と、ヒンディー語で使われるデ