東京電力は23日、福島第1原発2号機タービン建屋とトレンチ(地下道)間にある汚染水を遮断する「氷の壁」が4月末の着工から3カ月たっても凍らないため、来週にも1日10トンの氷を投入し凍結を促す対策を開始することを明らかにした。抜本対策にはほど遠く、「氷の壁」がうまくいかなければ、工法が同じで周囲の土壌を凍らせる「凍土遮水壁」にも影響する。 東電は同日開かれた原子力規制委員会の検討会で報告した。氷の壁は、建屋とトレンチの接合部にセメント袋を並べ、そこに凍結管を通し周囲の水を凍らせる工法。だが十分に凍らないため、規制委から凍結能力の向上を指示されていた。 東電によると、初めに、こぶし大の氷を1日10トントレンチに投入し一気に冷却した上で、5日後には1日5・4トンに減らして氷の壁を徐々に厚くしていく。ドライアイスも1日1トン投入。さらに凍結管を4本増やし23本に強化するという。 現在の水温は
![福島第1「氷の壁」3カ月いまだ凍らず…1日10トン氷投入へ (産経新聞) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/55119fc0898f9605cdb5ea01929049598e6f46b4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffanyv88.com%3A443%2Fhttp%2Famd.c.yimg.jp%2Fim_siggm6mv.rmTjaLte2bwA2qq6g---x141-y200-q90%2Famd%2F20140724-00000098-san-000-5-view.jpg)