■バーチャロンのデバッグ ドワンゴは SEGA のドリームキャストソフト、バーチャロンオラトリオタングラムの通信部分を担っていた。 ドリームキャストの通信機能を使って全国のプレーヤーが自宅に居ながらバーチャロンの対戦ができる画期的システムだった。 対戦相手を見つけるゲームロビーがあり、部屋を作って対戦相手を待つ。対戦相手が見つかったらゲームが起動され KDDI の専用回線を通して通信対戦が行われた。 当時のインターネット回戦では通信ラグが大きかったため、電話回線を使って専用回線にダイヤルアップしていたのである。 自分は当時、入ったばっかりだったので主にデバッグ作業の手伝いをしていた。 学生時代にゲームデバッグのアルバイトをしていた経験が活き、際どいタイミングでしか発生しないバグの再現や、普通こんな行動しないだろってパターンをしらみつぶしに調べあげた。 バグを見つけたらバグ報告シート(紙)に
![【連載4回目】15年勤めたドワンゴを退職しました。 【バーチャロンのデバッグ】:matsuo?>のブロマガ - ブロマガ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/89de61d9deb18d0a41ef43b4dcc04a6ff53c3dc6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffanyv88.com%3A443%2Fhttps%2Fsecure-dcdn.cdn.nimg.jp%2Fblomaga%2Fmaterial%2Fuser%2Farticle_thumbnail%2F17%2Fnekon_599096.png)