米カリフォルニア州(California)のカリフォルニア大学デービス校(University California, Davis)の獣医教育病院で、カバン(Kabang)を見つめる医学生(2012年10月11日撮影、2013年6月5日提供)。(c)AFP/US DAVIS/GREGORY URQUIAGA 【6月6日 AFP】フィリピンで2年前、道路を横断中だった少女2人を助けようとしてオートバイにはねられ顔面に大けがをし、英雄犬とたたえられることになった雌の雑種犬「カバン(Kabang)」が、8か月にわたる米国での治療を終えて3日、退院した。 カバンは2011年、交通量の多い交差点を渡っていた飼い主の幼い娘とめいにオートバイが向かってきたのを見た瞬間、オートバイの前に身を投げ出して少女たちを守った。しかしこの事故でカバンは鼻先と顎の一部を失い、まぶたも負傷した。事故当時、カバンは妊娠中