麺類好きが住む日本には、その土地に根付いた郷土の麺というものが数々ある。最近知ったのだが、山形県の日本海側に位置する庄内地方では、「麦切り」というものをよく食べるらしい。 庄内出身の人から麦切りとは何かと聞いたところ、小麦粉を塩水で捏ねて細く切ったものだそうだ。麦を切ったから麦切り。それってうどん、あるいは冷麦とは違うのだろうか。 どうにも気になったので、山形まで麦きりを食べに行き、さらに地元の製麺所で作り方を習ってきた。
千葉県の印旛沼のほとりに、なまず料理を出す店がある。 私はなまずを食べたことがない。あまりきれいな水に棲んでいない沼の主のようなイメージがあるけど、どんな味なのだろう。さらに先月から刺身がメニューに加わったらしい。 なまず刺…!まったく味の予想ができなくて惹かれる。 (ほそいあや) がんばれなまず 事前になまずがある漁協の直営レストランをウェブで調べると、刺身は土日限定だという。一応電話をして「今度の土日はお刺身はありますか」と聞くと、「土日ならありますが、あまり注文されないので平日はやってないんです…」という事だった。やっぱりなまずは不人気なのか…! この時「がんばれなまず!」という応援スイッチが入った。 釣りライターの玉置さんになまずの事をきいてみた。 「ウナギ釣りで釣れたのを食べました。川で釣りをしないと馴染みはないと思いますよ。釣っても普通は食べないのでは」 釣り人のあいだでもそう
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