人類が絶滅しても残る人工物に。 人類はいろんな建造物とかアートとかテクノロジーとかを地球に生み出してきましたが、ついに人類よりも長く地球に存在し続けるであろうものを創ってしまいました。それは「Plastiglomerate」という新種の石で、溶けたプラスチックからできています。これは多分、人間として恥ずべき結果だと思われます。 Plastiglomerateの誕生は、今週米国地質学会で発表された論文で明らかになりました。いわゆるプラスチックが溶けると「原始のスープ」のような状態になり、周囲の砂やサンゴ、貝殻、木片などを取り込んでいきます。海にあるプラスチックのほとんどはプラスチックのまま細かく砕ける程度ですが、一部のプラスチックが溶けて周囲の有機物を巻き込み、硬い石になるのです。 この現象は2006年、ハワイで海洋学者が最初に発見していましたが、地質学者が石の収集に動いたのは2012年のこ