この画像を大きなサイズで見る アニメーションの起源は旧石器時代にまでさかのぼるかもしれない。人類最古の絵画と言われている約3万2000年前に描かれたとされる、フランス南部アルデシュ県にあるショーヴェ洞窟壁画は、連続した動きのある絵である可能性が高いという。 トゥールーズ II – ル・ミラ大学の考古学者のマーク・アゼマ氏と画家のフローレント・リヴィエール氏が行った研究によると、壁画に描かれている動物は全て通常より多い本数の足、頭、尻尾が描かれており、これは絵を重複させる技法で、ちらちらとした炎の下で見た場合、まるで壁画に描かれた動物が動いているかのように見えるのだという。 考古学者のアゼマ氏は20年に渡り、旧石器時代のアニメーション技法を研究しており、フランスにある洞窟から過去にこういった「重ね掛け」を行っている壁画を53個も発見したのだそうだ。ここで描かれる動物たちは全て速足で駆ける姿や