大手電機メーカー、シャープは、ことし3月期の決算が赤字に転落する見通しになったことから、採算が悪化しているブルーレイディスクレコーダーの自社生産から撤退を検討することにしています。 シャープは、ことし3月期の決算が主力の液晶パネル事業の悪化などで最終的な損益が300億円の黒字の予想から一転して赤字に転落する見通しとなり、事業の抜本的な見直しを急ぐことにしています。 このうち、ブルーレイディスクレコーダー事業は市場の成長が見込めず、採算が悪化しているとして自社生産からの撤退を検討することになりました。 シャープはブルーレイディスクレコーダーをパイオニアと共同で設立した中国の合弁会社で生産していますが、自社生産から撤退する場合はパイオニアに生産を委託し、シャープのブランドは維持して販売を続ける方針です。 シャープは来年3月期の決算で800億円の最終黒字を目指すとする中期経営計画を策定しています