もし何かを成し遂げようと思ったら、一般にはポジティブにものを考えるのが良いとされていますよね。例えば完璧なプレゼンをして聴衆から大喝采を浴びている様子をイメージしたり、面接が上手く行って職を得た瞬間の至福の喜びを思い描いてみたり。 こうしたポジティブシンキングのイメージ法は高い効果が期待できそうですが、いつもそれで上手く行くと言うわけではなく、たまに裏目に出たりすることもあるようです。 それよりも、失敗を招く可能性のある要因を事前にしっかり把握して準備しておけば、より成功する確率は上がるのかもしれません。 研究が裏づけた、ネガティブシンキングの効用 精神分析医のジュリー・ノレム氏とナンシー・カンター氏によって、戦略的楽観主義者(以下楽観主義者)と自己防衛的悲観主義者(以下悲観主義者)の比較研究がなされました。 楽観主義の人々は日頃から最高の結果を思い描いてそれをなんとか成し遂げようと計画し