富山県小矢部市の北陸道上り線・小矢部川サービスエリア(SA)で、高速バスが大型トラックに衝突し、2人が死亡、24人が重軽傷を負った事故で、富山県警は4日、乗客の私立高校教諭小野善広さん(48)(金沢市)が事故直前、小幡和也運転手(37)に「起きろ」などと声をかけていたことを明らかにした。 小野さんは立ち上がっていたため、衝突の衝撃で車外に投げ出され、死亡したという。 発表によると、司法解剖の結果、小幡運転手の死因は外傷性ショックとみられる。県警は病気などで意識を失った可能性もあるとみている。 県警は同日、バスを運行した宮城交通の本社(仙台市)と仙台南営業所(宮城県名取市)、小幡運転手の自宅(同県角田市)の計3か所を自動車運転過失致死傷容疑で捜索し、勤務表や健康診断結果など計353点を押収。走行中のバスの前方と車内を撮影したドライブレコーダーの映像も押収した。 乗客の北海道浦河町、会社員及川