この画像を大きなサイズで見る これは、アジアの最新スポーツと言えよう。競技者は水と魚と水草を組み合わせて、本当にこんな世界があるのかと思わせるアクアリウムを造るスキルを競う。 アクアリウム造園の世界はもう趣味の域を越えている。この分野の草分け的な存在と言われ、野生動物カメラマンでアクアリストだった天野尚(あまのたかし)は90年代に、水草や魚で水中世界を創造するアクアリム造園スキルを競わせ、一人前のプロを育てるアイデアを立ち上げた。南米、ボルネオ、西アフリカ、故郷日本の原生林を歩き回って写真を撮った。彼の水中王国の美は、日本の侘び寂び(仏陀の気高い教えから発生した、はかなく、不完全なことを許容し愛しむ考え)の哲学と、石をアレンジした禅寺の庭の伝統的な原理を伝えている。 競争者たちは、現実の自然からインスピレーションを得て、水草を使ってミニチュアの水中楽園を作る。苔を空に浮かぶ島に見立てたり、