令和7年の猫の経済効果「ネコノミクス」約2兆9086億円-。関西大の宮本勝浩名誉教授が「猫の日」にあわせ、そんな試算を発表した。宮本氏は「2021年東京五輪の実質的な経済効果(約3兆7729億円)には及ばないが、それに迫る経済効果をもたらす」と分析している。 宮本氏によると、キャットフードや医療費などを合計した飼育総費用は約1兆3438億円。このほか写真集の購入費など約10億円、猫を目的とした旅行費用約15億円を加えた直接投資は、約1兆3463億円と推定される。 ペットフードや原材料の製造企業の収益や従業員の所得増加などの波及効果を合わせた全体の経済効果は、計2兆9086億円に上るという。 宮本氏は「猫1匹の年間飼育費用は約14万円だが、かわいい猫が日本経済に大きな貢献をしている」と指摘した。
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