持続性性喚起症候群(じぞくせいせいかんきしょうこうぐん、PSAS(英: persistent sexual arousal syndrome)または PGAD(英: Persistent genital arousal disorder))[1]は、特発性かつ持続性の性的興奮を引き起こす症候群[1]。性的なこととは関係のないところでも性的欲求が発生する。オーガズムによって一時的に症状が緩和されることもあるが、数時間もすれば症状はぶり返す。それにより、普通の生活が送れなくなることが患者にとって問題となっている[1]。 通常のオーガズムと異なる点として、日常生活を阻害するほどの回数や頻度の多さが挙げられる。性欲とは関係がなく、特に色情症とは定義、概念から全く異なるものである[2][3]。女性に発生することが多いが、男性の罹患者もいる[4]。 この症候群によって生じる肉体的な興奮は、極めて強烈で