本日は「第20回セマンティックウェブとオントロジー研究会 Wikipediaワークショップ」に参加してきた(セッションIとセッションII).立ち見続出の満員で,Wikipediaを取り巻いた研究の注目度合が感じ取れた. 辞書の構築やオントロジーの構築,異言語対訳への可能性など,Wikipediaという大規模なコーパスを存分に活用した研究だけでなく,Wikipediaの成長や信頼性を検証するという逆の視点から研究しているグループもあり,多岐に渡る可能性を秘めているWikipediaマイニングの将来に希望を感じることができた. ただ言語処理やセマンティックウェブ,情報検索など,Wikipediaが多くの分野に適用できることはわかったが,日本国内だけではなく,世界各国でもこれだけ注目されている新分野だけに,同じような取り組みをすることも考えられるし,その中でどう新しさを見出すか,秀でた成果を出す