群馬県内の高校生の2割以上が携帯電話を1日に3時間以上も利用し、女子の2割近くがインターネットを通じて知り合った相手と会った経験があることが、群馬大学社会情報学部の伊藤賢一准教授らが行ったアンケート調査でわかった。 伊藤准教授は「子供の方が情報機器に通じており、利用実態を把握していない親も少なくない。一層のリスク教育が必要だ」と訴えている。 伊藤准教授らは県教委の協力を受け、県立64高校から25校を抽出。1、2年生から1クラスずつ選び、1〜3月に調査を実施した。対象は生徒1904人とその保護者1人ずつで、生徒の94・2%、保護者の81・0%が回答した。 調査結果によると、高校生の93・4%が携帯電話を使い、1日の利用時間は「30分〜1時間」が23・2%、「1〜2時間」と「3時間以上」がそれぞれ22・6%だった。ネットで知り合った相手と会った女子は18・3%で、男子(9・3%)の約2倍に上っ