北総鉄道(本社・千葉県鎌ケ谷市)は10日、東松戸駅(同県松戸市)に勤務する男性係員(44)が磁気定期券6枚(計105万5990円相当)を不正に発行し、私的に使っていたと発表した。係員は電車に乗るのが好きで、社内調査に「お金を払わずに他社線に乗りたかった」と話しているという。同社は「厳正に処分する」としている。 同社によると、駅員は昨年6~12月、偽名で定期券を発行。ミスで回収したように見せかけて自分で使っていた。昨年末に売り上げ実績を調べていた際、回収した定期券の枚数と、記録が一致しなかったため発覚した。