「接種再開、被害生むだけ」 HPVワクチン訴訟原告 2021年11月12日20時54分 厚生労働省の専門部会でHPVワクチン接種の勧奨再開が決定したことを受け、記者会見する損害賠償訴訟原告の望月瑠菜さん(右)=12日午後、東京都千代田区 HPVワクチンの勧奨再開決定を受け、接種で健康被害を受けたとして全国で損害賠償訴訟を起こした原告女性らが12日、厚生労働省で記者会見した。女性らは「再開は新たな被害者を生むだけだ」「元の健康な体を返して」と訴えた。 「自分の体守りたい」 接種機会逃した女性―HPVワクチン 望月瑠菜さん(22)=山梨県=は小学6年の時に接種を受け、高校1年の夏に歩行困難になった。「立っていると足が震える。今は少しパートで働いているが、元気になってもっと働きたい。国は私たち被害者に向き合い話を聞いてほしい」と涙ぐみながら話した。 北関東に住む女性(20)は、倦怠(けんたい)感