組版を学ぶ人が陥りがちな「選択肢がたくさんあるけど、結局何を使うのが正解なの……?」という疑問。 その疑問を解決するために、日本を代表する出版社の1つであり創業100年以上の歴史を持つ新潮社様にお話を伺いました。 詳しい経緯は前回記事をチェック! 新潮社様にお伺いしました お話を伺った方 金川 功 (かながわ いさお)さん 営業部 元デジタル編集支援室長として、新潮社の書籍のDTP組版の実践と指導に取り組んでいる。 金川さんの背景は新潮社様のエントランスです。いろんな文字が書かれていて圧巻!新潮社の文字組を見守ってきた金川さん――金川さん、よろしくお願いいたします。まずは経歴からお伺いしてもよいでしょうか。 金川 新潮社に入社してまず配属されたのが出版部の、創刊されたばかりの『とんぼの本』の編集部でした。そこから『芸術新潮』や『SINRA』といったビジュアル雑誌の編集部を経て、出版部に戻っ