盛岡市の市立中学校で30代の女性教諭が英語の課題に「これをやらなければ呪いがかかりますよ」と書いて3年生計140人に配布していたことが4日、分かった。 市教委によると、教諭は11月中旬、十数枚つづりの課題を作成、表紙に書いた。「高校受験を控えた生徒に課題をやらせたかった」と反省しているという。保護者からの指摘で発覚した。 市教委の小野寺正彦学務教職員課長は「言葉が不適切で遺憾だ」と話した。
盛岡市の市立中学校で30代の女性教諭が英語の課題に「これをやらなければ呪いがかかりますよ」と書いて3年生計140人に配布していたことが4日、分かった。 市教委によると、教諭は11月中旬、十数枚つづりの課題を作成、表紙に書いた。「高校受験を控えた生徒に課題をやらせたかった」と反省しているという。保護者からの指摘で発覚した。 市教委の小野寺正彦学務教職員課長は「言葉が不適切で遺憾だ」と話した。
小さなおわんに入った岩手名物「わんこそば」を何杯食べられるかを競う第25回全日本わんこそば選手権が14日、盛岡市で開かれ、15分間で340杯食べた埼玉県草加市の会社員、山口尚久さん(36)が優勝した。 三重県や福岡県など全国から男女22人が参加。給仕さんが「はい、もう一杯」「まだまだ」と声を掛けながら勢いよくそばを盛った。わんこそば15杯で普通のかけそば1杯分になるため、終盤には顔をしかめ、苦しそうに立ち上がる人も。 山口さんは初出場での優勝。ただ、昨年の記録は制限時間が5分短い10分で399杯だっただけに「力が及ばなかった」と少し残念そうな表情を見せた。 昨年まで3連覇していた盛岡市のパート、菅原初代さん(47)は特別枠で出場し、45分間で480杯を平らげた。
県産リンゴの輸出が正念場を迎えている。主な輸出先である台湾の残留農薬基準にあわせられず、昨年度は輸出量が8割減。生産方法を見直して再生をはかるが、急激な円高も追い打ちをかける。国内外で県産品を売り込む県は「なんとか復活を」と祈るような思いだ。 「国内価格が低迷していて、多少の円高でも輸出する方が良かったんだけど……」 二戸市釜沢地区のリンゴ農家、近藤哲治さん(67)が自慢のリンゴ畑でため息をついた。リンゴ栽培を始めて約50年。約3ヘクタールの畑でふじや王林など8種類を栽培している。 2008年はふじを400ケース輸出。しかし、昨年はほとんど出せなかった。理由は台湾の残留農薬基準に適合できなかったからだ。 JA全農いわて生産販売課の小沢静雄さんによると、08年末から翌09年にかけ、台湾に輸出された青森産のリンゴから、台湾が残留基準値を設定していない農薬を検出。販売が認められなかった。 農薬は
バス停に再現された「銀河鉄道の夜」に出てくる「白鳥の停車場」=花巻市下小舟渡 岩手県花巻市内の住民有志が宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」に出てくる停車場をバス停の待合所として再現した。賢治ゆかりの場所を生かし中心市街地ににぎわいを取り戻そうという事業の一環。今後、このようなモニュメントを増やして「星めぐりの回遊路」でつなぎ、賢治ファンを呼び寄せようという構想だ。 停車場は「白鳥の停車場」と名付けられ、下小舟渡のイギリス海岸の入り口にあるバス停に設けられた。 「銀河鉄道の夜」では、主人公のジョバンニとカムパネルラが銀河鉄道で旅する。二人は銀河ステーションと、鷲(わし)の停車場の間にある白鳥の停車場に午後11時に着き、20分間の停車時間を利用しイギリス海岸をモデルにしたプリオシン海岸に行く。 停車場は童話から忠実に再現され、11時を示す時計や、「二十分停車」「銀河鉄道路線案内図」などの表
盛岡東署は22日、盛岡市西下台町、美容会社社長千田勇一容疑者(48)を強姦(ごうかん)未遂の疑いで逮捕した。千田容疑者は「やっていない」と、犯行を否認している。 発表によると、千田容疑者は昨年3月下旬、自身が社長を務める盛岡市内のエステサロンの個室で、採用を希望した30歳代の女性に、マッサージの研修と称して性的暴行をしようとした疑い。 千田容疑者は、盛岡市内で、いずれも複数の美容室や理容室、エステサロンを経営している。
岩手県教委は21日、「出張旅費の差額約15万円の返納手続きを9か月間怠った上、出張内容を無断で変更した」として一関地区の県立高の男性教諭(38)を減給6か月(10分の1)、同様に約1万5000円の返納手続きをしなかった同僚の男性教諭(31)を同3か月(同)にしたと発表した。 県教委は教諭の氏名を発表していない。及川伸一教職員課総括課長は、処分についても「横領ととられかねない行為とは思っているが、教諭にそこまでの意思はなかったと判断した」と説明している。 発表によると、38歳の教諭は、8月と9月の2度、生徒を県外に引率する出張をした際、移動手段を鉄道から私用車に無断で変更、宿泊日数も1泊短縮しながら、差額計15万3660円の返納手続きを、今年4月の内部監査で発覚するまでしなかった。 私用車を引率で利用する際には、あらかじめ校長の許可と保護者の同意を得る必要がある。及川課長は「『私用車を使った
県立宮古病院に循環器科医師と偽って勤務しようとして逮捕された女性(44)について、盛岡地検が8日下した判断は処分保留による釈放だった。釈放後に起訴となる例はほとんどなく、事実上の不起訴処分とみる関係者は多い。 驚いたのは地検が処分保留の理由を一切説明せず、コメントだけを発表するという異例の対応だった。発表時間には、地検の担当幹部がすでに全員退庁しており、取材には応じたくない姿勢にも見えた。 女性は5月8日、宮古署に医師法違反(名称の使用制限)の疑いで逮捕され、いったん処分保留となった同19日、医師法よりも刑罰が重い公印偽造容疑で再逮捕されていた。複数の捜査関係者によると、再逮捕を主導したのは地検側で、「必ず起訴に持ち込む」と県警に伝えていたとされる。 再逮捕で女性の拘置期間は約1か月に及んだ。さらに、医師不足に悩む県内で起きた事件への県民の関心は強い。地検には判断理由を県民に示す必要がある
岩手・宮城内陸地震で国内最大規模の地滑りが起きた荒砥沢ダム上流付近=30日午前、宮城県栗原市、小宮路勝撮影 2008年6月14日に起き、死者17人、行方不明者6人を出した岩手・宮城内陸地震から間もなく2年。岩手と秋田の両県を結び、地震で路面が寸断された国道342号が30日、全面再開通した。一方、国内最大規模の地滑りが起きた宮城県栗原市の荒砥沢ダム上流付近は、そぎ落とされた土砂がむき出しのままだ。 この日正午、国道342号の岩手県一関市の真湯―須川間15.3キロが再開通した。県境付近では両県の関係者らが握手し、車が行き交った。 ダムの北約1キロにある崩落でできた崖(がけ)の真下には、地震後、報道陣が初めて入った。周辺は強力な爆発物を仕掛けた跡のようで、杉の木は斜めのまま。ガードレールが崖の上で垂れ幕のようにぶら下がっていた。 林野庁東北森林管理局によると、崖の幅は約900メートル、最
今月8日、無資格で岩手県立宮古病院に赴任する直前に医師を偽った疑いで大阪市の無職、一宮輝美容疑者(44)が医師法違反容疑で逮捕された。事件は医師不足に悩む地域住民や関係者を落胆させたが、病院側はなぜ、うそをギリギリまで見抜けなかったのか。キーワードは「救急専門の循環器医」「婚約者と2人で常勤」…、病院にとってのどから手が出るような甘いささやきだった。不自然な点も多かった応募者に、いちるの望みをかけて優遇せざるを得なかった厳しい現実と事件の教訓は? 横浜から片道5時間半かけて長距離通勤を続ける担当医師への一問一答を加え、真相を探った。(中川真) 一宮容疑者が逮捕されてから20日近く。“ニセ循環器医”として宮古病院に赴任しようとした詳しい動機はいまだ不明だ。「金銭目的ではない」(担当弁護士)というが、謎は深まるばかりだ。 病院関係者によると、一宮容疑者は「医学に詳しかった」という。「昨年末の面
携帯電話代、インターネット接続費、NHK受信料……。6人家族の遠野市宮守町の主婦、菊池祐子さん(51)にとって放送・通信費は頭が痛い問題だ。更にケーブルテレビ(CATV)使用料? 冗談じゃない。「安いかどうかでなく、国策の地デジ化で国民に不利益があるのはおかしい」。怒りは収まらない。 2月25日夜、同市宮守町の宮守ホール。市の第3セクターのCATV「遠野テレビ」への加入を勧める説明会で、住民から市職員に激しい意見が飛んだ。 山間部にある同市は元々、難視聴地域が多い。市は対策として、2001年にCATVサービスを開始。現在、全世帯の加入率は69・5%。ただ、地域によっては従来からアナログ波が受信でき、「無料視聴」を享受しており、地デジ化で「有料化」となる加入を嫌がる住民も少なくない。 問題を複雑にしたのは、NHKが宮守町に地デジ用中継所を整備する案を打診したが、市が今年1月、拒否したことだ。
大音量で「子守歌」が鳴る防災無線のスピーカー=宮古市愛宕2丁目 岩手県宮古市内の防災無線から20年以上流れてきたシューベルトの子守歌が、今月いっぱいで中止になる。午後9時の時報がわりに鳴る曲だが、「うるさい」と苦情が増えたためだ。 「眠れー、眠れー」と歌うが、大音量だから、若い夫婦は「せっかく寝かしつけた子どもが起きて困る」、早朝の漁に備える漁師らは「寝たのに目が覚めてしまう」。とりわけ網戸にする夏場には苦情が殺到するという。 「あの音は生活にとけ込んでいる」との擁護論もあったが、市はこれ以上続けるのを断念。担当課は「多くの市民のやすらかな眠りのためには、しかたありません」。
「蘇民袋争奪戦」でもみ合う男たち=2日午前5時34分、岩手県奥州市、戸村登撮影 岩手県奥州市・黒石寺の「蘇民祭」が1日深夜から2日未明にかけて開かれた。昨年はJR東日本が「写真の胸毛が不快感を与える」などとしてポスター掲示を断ったことから全国的に注目された祭り。今年はマスコミ取材も昨年の47社172人から24社68人に半減し、滞りなく祭事を終えた。 千年以上前から続くとされ、95年に国の選択無形民俗文化財に指定された古式行事で、五穀豊穣(ごこくほうじょう)が約束されるという「蘇民袋」を争奪する。「裸の男と炎のまつり」とのタイトル通り、110人の下帯姿の男衆が「ジャッソー、ジャヤサ」というかけ声とともに2時間近くにわたって繰り広げた。 祭保存会協力会の菅野市夫会長(68)は「今年は伝統そのままの祭りが出来た」と、原点回帰に満足げだった。
警察官を5千円で買収しようとしたら、60倍の罰金刑を支払うはめに――。交通違反を見逃すよう求めて警官に現金を渡そうとしたとして、盛岡地検は22日、盛岡市東見前、会社員高橋卓也被告(46)を贈賄の罪で盛岡簡裁に略式起訴した。簡裁は同日、罰金30万円の略式命令を出した。 起訴状などによると、高橋被告は11日午後10時25分ごろ、自宅近くの市道交差点で点滅の赤信号を無視してパトロール中の紫波署員に見つかった。酒のにおいがしたため、同署員が近くの駐車場で呼気検査を求めた際、高橋被告は「今回だけは許してください」「いいから取っておいてください」などと言って、現金5千円を署員の上着の右ポケットに入れたとされる。 紫波署によると、普通乗用車で赤信号(点滅)を無視する交通違反だけ問われたとしても、減点2点と反則金7千円が科されるという。
雫石町で先月発売された「プレミアム商品券」が即日完売し、町民の好評を博している。購入額の2割増しの価値を付けた金券で、町内の小売店から医療機関まで幅広く利用できるのが特長だ。「未曽有の経済危機」と言われる不況にあおられ地方経済が一層落ち込むなか、「定額給付金よりも効果的」と評する声も上がり、景気刺激策として期待されている。 プレミアム商品券は雫石商工会が町の協力を得て企画。昨年12月14日に、6千円分の商品券1万セット計6千万円分を、町民と町内に勤務する人を対象に発売した。 商品券には2大メリットがある。一つは、1セット6千円分(500円券×12枚)を5千円で売り出し、「2割お得」な点。上限の1人10セット(6万円分)を5万円で買えば、1万円分得する。 もう一つは、商品券の取扱店を商工会の会員、非会員問わず町内のあらゆる業態から募ったこと。食料品、衣料品、家電の小売店はもちろん、ホテ
交通違反「これで許して」と5千円札 贈賄で現行犯逮捕2009年1月13日8時35分印刷ソーシャルブックマーク 交通違反の取り消しを求めて警官に現金を渡そうとしたとして、岩手県警紫波署は12日、盛岡市東見前の会社員高橋卓也容疑者(46)を贈賄容疑(申し込み)で現行犯逮捕した、と発表した。 同署の説明によると、11日午後10時20分ごろ、自宅近くの市道交差点で、普通乗用車を運転中の高橋容疑者が、点滅していた赤信号を無視したのをパトロール中の同署員が発見して呼び止めた。酒のにおいがしたため、呼気検査などをしようとしたところ、同容疑者は「これで許して下さい」と言って財布から5千円札1枚を抜き取って差し出し、署員に交通違反の取り消しを求めた疑いがある。 同署は「冗談のつもりではなく、実際に現金を提示して取り計らいを求めた以上、さすがに看過できない」。わいろについては「通用するはずがない」としている。
昨冬、JR東日本のポスター掲載拒否騒動で全国的に注目された岩手県奥州市水沢区、黒石寺の伝統行事「蘇民祭」(来年2月1―2日)の今季のポスターが17日、発表された。隔年で「動」と「静」をテーマに作製するため、下帯姿の雄々しい男性がメーンだった前回から一転。黒石寺本堂に雪が降る風景の写真で、JRもすんなりとゴーサインを出した。 市が作製したポスターは縦約1メートル、横70センチ。写真はモノクロで、例年通り同市江刺区の写真家佐々木稔さん(73)がデザインした。 JR東日本は9日、「特に問題はない」とポスター掲載を認可した。約500枚が東北6県を中心に来月上旬から駅構内に掲げられる。 関係者の関心は早くも「動」をテーマにする来季のポスターに。40年以上、デザインを手掛ける佐々木さんは「蘇民祭は裸の男たちが主役。来季は男たちの迫力をポスターで伝えたい」と言う。 市水沢総合支所商工観光課は「前
両県の泥仕合に 青森・岩手県境沖のタラの好漁場「なべ漁場」を舞台にした底はえ縄漁の規制問題で、岩手県の執行機関「岩手海区漁業調整委員会」は11日、県境の北東に伸びる線を境界線と明示した上で、「なべ漁場」を含む岩手県側の海域を底はえ縄漁の操業区域とする委員会指示を出した。これに対し、「青森県東部海区漁業調整委員会」は今年3月、県境の真東に伸びる境界線を明示し、「なべ漁場」を含む青森県側の海域での底はえ縄漁を禁止する指示を出しており、問題は両県を巻き込んだ泥仕合に発展してきた。 岩手海区漁業調整委員会の指示は同日、岩手県報に掲載された。岩手県側がこれまで主張してきた境界線を明示し、岩手側の海域は底はえ縄漁が操業できるとしている。「なべ漁場」もこの海域に含まれる。操業は同委員会への届け出制とした。 これに対し、青森県水産振興課は「民間協定を一方的に破棄した上に、指示まで出すのは遺憾。厳重に抗議す
不明の「はねられた女性」判明 軽傷で「私かも」 岩手2008年10月11日20時31分印刷ソーシャルブックマーク 9日夜、岩手県岩手町内の農業女性が「女性をはねた」と届け出たが、現場から被害者が消えていた事故で、11日午後2時10分ごろ、同町内の派遣社員女性(29)が「(はねられたのは)私かもしれない」と盛岡東署に連絡してきた。同署によると、女性は頭部打撲の軽傷だという。 同署によると、女性は、事故について「ショックで記憶がとんでいる」と説明。自分がはねられたかどうかも含めて、事故当時の状況を覚えていない様子だという。 現場付近に残された片方の靴や、車の破損部分と女性の傷がほぼ一致したことなどから、同署は、この女性がはねられた被害者と確認した、と説明している。 女性は事故当時、現場近くにある勤務先の会社から歩いて帰宅途中だったという。はねられた後、自力で会社に戻り、同僚の助けで自宅に帰った
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