突風で飛ばされた軽乗用車の片づけをする消防団員ら=20日午後0時32分、岡山県美作市安蘇屋根が飛ばされた建物を調べる消防団員ら=20日午前11時20分、岡山県美作市安蘇 岡山県美作(みまさか)市の南西部で19日夜に発生した突風で、同市災害対策本部は20日、住宅2棟が全壊し、71棟が屋根瓦が飛んだり窓ガラスが割れたりする一部損壊の被害を受けた、と発表した。倉庫も11棟が全半壊した。また、道路2カ所でアスファルトがはがれ、車11台が吹き飛ばされるなど破損。被災地域は幅500メートル、延長約2キロの帯状だったという。 岡山地方気象台は20日朝から職員4人を現地調査に派遣。同気象台の大橋和司・防災業務課長は、突風の原因を「竜巻かダウンバーストの可能性が高い」とした。稲の倒れ方や窓ガラスの飛び方が多方向にわたっていることが確認されており、住民への聞き取りなどを進めている。 現地では、20日朝か