30日午前8時20分頃、山形市あかねヶ丘のアパートから「妻の頭を金づちで殴り、包丁で刺した」と110番があった。 山形署員が駆けつけたところ、飲食店従業員の女性(19)が頭から血を流しており、病院に搬送された。女性は、頭部裂傷と右手小指骨折などの重傷。同署は、室内にいた女性の夫で無職、片倉裕蔵容疑者(27)を殺人未遂容疑で緊急逮捕した。 発表によると、片倉容疑者は30日午前8時頃、就寝中の女性の上に馬乗りになり、頭部を金づちで数回殴った上、タオルで口元を押さえ、ベルトで首を締め付けた疑い。当時、片倉容疑者は包丁を手にしていたが、女性を刺してはいない。 片倉容疑者は調べに対し、「妻を殺して自分も死のうと思った」などと供述している。女性は今月21日、県警に、「夫と離婚したいが別れられない」などと相談しており、夫婦間のトラブルが引き金とみられる。片倉容疑者は女性と長男(2)、父親(60)、祖母(