今回のWorldwide Developers Conferenceには、3つの目玉があった。1つがMac OS X“Leopard”の10の新機能、2つめがWindows版Safari、そして3つめがiPhone向けアプリケーション開発の発表だ。このうちLeopardについては、前回の詳報記事で取り上げた。 ここでは後半の2つに触れながらその意味を考えていこう。Leopardの紹介が終わった後、「One more thing」として発表されたWindows版Safariと、会場の「え、これだけ?」という雰囲気に応えるように「One last thing……」として発表されたiPhone向け開発の話は、どちらも1つのキーワードでくくられている。「Safari」というキーワードだ。 ジョブズ氏によれば現在、Safariの利用者は1860万人だという。ブラウザ市場全体でのマーケットシェアは、I