欧州連合(European Union:EU)の執行機関である欧州委員会(European Commission:EC)は第5世代移動通信システム(5G)の整備に関して特定企業の排除を見送る決定を下したことが分かった。 5Gの整備にはベンダから5G機器の調達が必要となり、米国政府は欧州委員会に対して中国企業の5G機器を排除するよう求めていた。 なお、中国企業の5G機器の排除は主に中国のHuawei Technologies (華為技術)およびZTE (中興通訊)が提供する5G機器の排除を念頭に置いている。 欧州委員会は5Gの整備に関してサイバーセキュリティ上の対策を講じるための具体的行動を記した法的拘束力のない勧告を公表した。 加盟国レベルでは2019年6月末までに5Gの整備に係るリスク評価を完了し、2019年7月15日までに欧州委員会および欧州ネットワーク情報セキュリティ庁(Europe