ValveはなぜSource EngineをLinux+OpenGL環境へ移植したのか。GTC 2013のValveセッションレポート ライター:西川善司 2012年8月。Left 4 DeadシリーズやPortalシリーズなどで知られるValveは,同社の公式blogに興味深いエントリをポストして,コミュニティを賑わせた。その内容は要約すると,同じハードウェア構成のPCで,Windows版とLinux版の「Left 4 Dead 2」を実行したところ,Linux版のほうが約20%も高い性能を示したというもの。その事実はもとより,「Source Engine」にLinux版が存在し,開発されていたことに,コミュニティは驚いたのだ。 NVIDIAの主催するGPU技術会議「GPU Technology Conference 2013」(以下,GTC 2013)では,この「Linux版Sourc
「Steam」Linux版のβテストがスタート。これに合わせてNVIDIAからはLinux向けの最新β版ドライバも ライター:奥谷海人 Valveが,デジタルコンテンツ配信サービス「Steam」のLinux版のクローズドβテストを開始した。現在,Linuxディストリビューションは「Ubuntu 12.04」に正式対応しているとのこと。 公式サイトの「こちら」で行われているテスター募集では,募集後1週間で6万人ほどの応募者が集まるなど,大きな反響を呼んでいる(現在も受付中)。すでにFree-to-Playの「Team Fortress 2」など20作品がLinuxに対応しており,応募者から選ばれたテスター達は自由に遊べるという。 なお,それに合わせる形でNVIDIAからは,Linux向けグラフィックスドライバの公式最新β版となる「GeForce 310.14 Driver Beta」が登場し
コンピューターというハードウェアを活用するために欠かせないのが、OS(Operating System:オペレーティングシステム)の存在です。我々が何げなく使っているWindows OSやMac OS XだけがOSではありません。世界には栄枯盛衰のごとく消えていったOSや、冒険心をふんだんに持ちながらひのき舞台に上ることなく忘れられてしまったOSが数多く存在します。「世界のOSたち」では、今でもその存在を確認できる世界各国のOSを不定期に紹介していきましょう。今回は「Linux」を紹介します。 Linux誕生以前 OSという歴史を紐解き、オープンソースという分野に限れば「Linux(リナックス、リヌックスなど)」ほど成功したOSは存在しません。Windows OSだけを使い続けてきた方でも、その名を耳にしたことがあるLinuxは、1991年にその産声をあげました。フィンランドのヘルシンキ大
Valveの「Steam」および「Source Engine」が,Linuxに対応 ライター:奥谷海人 北米のLinux情報サイト,Pholonixによると,デジタル配信サービス「Steam」とゲームエンジン「Source Engine」のLinux版が近日中に公開されるという。 SteamやSource EngineのLinux版については,2010年にValveがMac OS版とともにサポートを表明していたが,その後,Mac OS版はリリースされたものの,Linux版はなんらかの理由で発表されないままだった。現在Valveは,LinuxやOpen GLに詳しいプログラマを積極的に採用しており,またPholonixの記事には「Left 4 Dead 2」がLinux上で動作する様子を収めた写真が掲載されている。 多くの読者にとっては,あまり関係のない話かもしれないが,ともあれ,正式発表を
Wine lets you run Windows software on other operating systems. Wineプロジェクトが、Wineの最新版を公開した。Wineは、Windows向けのアプリケーションを他のOS上でネイティブに動作させることを目的に開発されている互換レイヤ。公開されたのは最新の安定版「Wine 1.4」で、2010年7月に公開されたWine 1.2より20ヵ月が経過している。 Wineプロジェクトは、メインの変更点としてグラフィックに新しいDIB (Device Independent Bitmaps)エンジンの採用と、再設計されたオーディオスタックをあげている。DIBグラフィカルエンジンを新しくすることでXサーバのレンダリング処理におけるオーバーヘッドを排除し、DIBを多用するアプリケーションのパフォーマンスを向上させている。また、オーディオスタ
インディーズゲームの小部屋:Room#203「Scoregasm」 編集部:ginger よりにもよって誕生日に,隣の席の松本隆一と朝から(仕事で)アイドルマスターデコレーションカーを見に行ってしまった残念すぎる筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第203回は,Charlie's Gamesの「Scoregasm」をご紹介。本作は,バリエーション豊富なステージが魅力の固定画面シューティングだ。実はあの取材のあと,松Pと二人でナムコナンジャタウンへ行き,“春香の手作りクッキーパフェ”と“もやしのGO MY WAY!!(ごまえ)パスタ”をおごってもらいました。最高のバースデーだぜ……。 ということで,ゲームの紹介に話を戻すと,本作のストーリーは一言で言ってしまうと「宇宙人が地球に攻めてきたからやっつけなきゃ!」というもの。自分で書いておいてなんだが,あえて語るほどの深いストーリーで
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