新華社電によると、中国の国家宗教事務局報道官は22日、ローマ法王庁(バチカン)が中国カトリック全国代表会議の開催を批判する声明を出したことに対し、バチカンの行為は「非常に軽率で不当」と非難する談話を発表した。 今月上旬に開かれた代表会議は、中国政府公認の宗教団体、中国カトリック主教団の主席にバチカンの承認を得ていない馬英林司教を選出。17日のバチカンの声明は、会議開催や主席選出を厳しく非難した。 報道官談話は「(会議開催は)教義の問題には抵触しない」とし、バチカンの承認は必要ないとの認識を示唆。バチカンの批判は「横暴極まりない無礼な行い」とし、中国とバチカンの間に「遺憾な局面が生じた責任はすべてバチカン側にある」と主張した。(共同)