古いWebブラウザーやフィーチャーフォン(ガラケー)を使っている顧客は、ECサイトでクレジットカード番号を入力できなくなる――。 2016年7月に本格適用されるクレジットカード情報保護のセキュリティ国際基準「PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard) v3.1」をめぐり、ECサイト事業者から反発の声が高まっている。一部の顧客がECサイトでクレジットカード番号を入力できなくなり、サイトの売り上げを押し下げる可能性があるためだ。 基準策定団体のPCI SSC(Payment Card Industry Security Standards Council)も、反発の声が想定外に多いことから、本誌の取材に対して「v 3.1がもたらす影響の実態調査に乗り出す」(PCI SSC インターナショナルディレクターのジェレミー・キング氏)考え